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鹿児島大学/2009年度/前期

鹿児島大学 2009年 数学 第4問解答・解説

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1問題

鹿児島大学2009年度第4問

次の数列について,各問に答えよ。第1群11第2群12, 21第3群13, 22, 31⋮⋮第k群1k, 2k−1, 3k−2, …, k1⋮⋮\displaystyle \begin{array}{c|l} \text{第1群} & \frac{1}{1}\\ \text{第2群} & \frac{1}{2},\ \frac{2}{1}\\ \text{第3群} & \frac{1}{3},\ \frac{2}{2},\ \frac{3}{1}\\ \vdots & \vdots\\ \text{第}k\text{群} & \frac{1}{k},\ \frac{2}{k-1},\ \frac{3}{k-2},\ \ldots,\ \frac{k}{1}\\ \vdots & \vdots \end{array}

(1) nm\displaystyle \frac{n}{m} は第何群の第何項か。ただし,mm と nn は正の整数とする。

(2) nm\displaystyle \frac{n}{m} は数列の先頭から数えると何番目の項か。

(3) 数列の先頭から数えて1000番目の項 aa を求めよ。

(4) aa と値が等しい項のうちで最初に現れるのは,数列の先頭から数えて何番目か。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

第k群の項数と各項の分子・分母の対応を式にし、群ごとの累積項数を用いて各小問を求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 第 n+m-1群の第 n項
    (2) {(n+m−1)(n+m−2)2+n}\displaystyle (2)\space{}\left\{\frac{(n+m-1)(n+m-2)}{2}+n\right\}番目
    (3) a=518\displaystyle (3)\space{}a=\frac{5}{18}
    (4) 236番目

4解答

解答を見る途中式つきの解答

第kk群の第rr項は,分子がrr,分母がk−r+1k-r+1の分数である。したがって,nm\displaystyle \frac{n}{m}はk−r+1=mk-r+1=m,r=nr=nを満たすので,k=n+m−1k=n+m-1であり,第nn項である。

第kk群より前の項数は1+2+⋯+(k−1)=k(k−1)2\displaystyle 1+2+\cdots +(k-1)=\frac{k(k-1)}{2}である。よって,nm\displaystyle \frac{n}{m}が先頭から現れる順番は(n+m−1)(n+m−2)2+n\displaystyle \frac{(n+m-1)(n+m-2)}{2}+n番目となる。

第kk群までの項数はk(k+1)2\displaystyle \frac{k(k+1)}{2}であり,44⋅452=990<1000≦45⋅462=1035\displaystyle \frac{44\cdot45}{2}=990<1000\leq\frac{45\cdot46}{2}=1035である。したがって1000番目の項は第45群の第1000−990=101000-990=10項である。第45群の第10項は1045−10+1=1036=518\displaystyle \frac{10}{45-10+1}=\frac{10}{36}=\frac{5}{18}だから,a=518\displaystyle a=\frac{5}{18}である。

aaと等しい項をpq\displaystyle \frac{p}{q}(p,qp,qは正の整数)とする。pq=518\displaystyle \frac{p}{q}=\frac{5}{18}より18p=5q18p=5qである。5と18は互いに素なので,ある正の整数ttを用いてp=5t, q=18tp=5t,\ q=18tと表せる。この項が属する群はp+q−1=23t−1p+q-1=23t-1群であり,最初に現れるのはt=1t=1の場合,すなわち第22群の第5項である。第22群より前の項数は1+2+⋯+21=21⋅222=231\displaystyle 1+2+\cdots+21=\frac{21\cdot22}{2}=231だから,求める順番は231+5=236231+5=236番目である。

この問題で使う考え方

  • 総和記号と数列の和

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