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鹿児島大学/2016年度/前期

鹿児島大学 2016年 数学 第2問解答・解説

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1問題

鹿児島大学2016年度第2問

次の各問いに答えよ。

(1) 整式 P(x)P(x) を 00 でない整式 Q(x)Q(x) で割った余りを R(x)R(x) とおく。方程式 P(x)=0P(x)=0 と Q(x)=0Q(x)=0 の共通解は方程式 Q(x)=0Q(x)=0 と R(x)=0R(x)=0 の共通解であることを示せ。また逆に、方程式 Q(x)=0Q(x)=0 と R(x)=0R(x)=0 の共通解は方程式 P(x)=0P(x)=0 と Q(x)=0Q(x)=0 の共通解であることを示せ。

(2) 整式 P(x),Q(x)P(x),Q(x) を P(x)=x4+2x3+x2−1,Q(x)=x3+2x2−1P(x)=x^{4}+2x^{3}+x^{2}-1,\quad Q(x)=x^{3}+2x^{2}-1 とおく。方程式 P(x)=0P(x)=0 と Q(x)=0Q(x)=0 の共通解をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

PをQで割ったときの余りを求め、(1)の同値性を用いて共通解を二次方程式に帰着する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 方程式 P(x)=0, Q(x)=0P(x)=0,\space{}Q(x)=0 の共通解と、方程式 Q(x)=0, R(x)=0Q(x)=0,\space{}R(x)=0 の共通解は一致する。/\quad /\quad (2) x=−1+52, −1−52\displaystyle x=\frac{-1+\sqrt5}{2},\space{}\frac{-1-\sqrt5}{2}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 多項式の除法により、ある整式 S(x)S(x) を用いて P(x)=S(x)Q(x)+R(x)P(x)=S(x)Q(x)+R(x) と表せる。P(a)=Q(a)=0P(a)=Q(a)=0 ならば R(a)=P(a)−S(a)Q(a)=0R(a)=P(a)-S(a)Q(a)=0 である。逆に Q(a)=R(a)=0Q(a)=R(a)=0 ならば P(a)=S(a)Q(a)+R(a)=0P(a)=S(a)Q(a)+R(a)=0 である。したがって、2つの方程式系の共通解は一致する。

(2) 与えられた P(x),Q(x)P(x),Q(x) について xQ(x)=x4+2x3−xxQ(x)=x^4+2x^3-x だから P(x)=xQ(x)+(x2+x−1)P(x)=xQ(x)+(x^2+x-1) である。(1)より、P(x)=0P(x)=0 と Q(x)=0Q(x)=0 の共通解は、Q(x)=0Q(x)=0 と x2+x−1=0x^2+x-1=0 の共通解に一致する。また Q(x)=(x+1)(x2+x−1)Q(x)=(x+1)(x^2+x-1) なので、x2+x−1=0x^2+x-1=0 ならば Q(x)=0Q(x)=0 でもある。よって求める共通解は x2+x−1=0x^2+x-1=0 の解であり、解の公式から x=−1+52,x=−1−52\displaystyle x=\frac{-1+\sqrt5}{2},\qquad x=\frac{-1-\sqrt5}{2} を得る。これらは x2+x−1=0x^2+x-1=0 を満たすため、上の因数分解と除法の等式から、それぞれ Q(x)=0Q(x)=0, P(x)=0P(x)=0 も満たす。

この問題で使う考え方

  • 多項式の除法
  • 剰余・因数定理
  • 高次方程式
  • 二次方程式とグラフ

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