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鹿児島大学/2017年度/前期

鹿児島大学 2017年 数学 第3問解答・解説

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1問題

鹿児島大学2017年度第3問

次の 3-1\boxed{3\text{-}1}、3-2\boxed{3\text{-}2}、3-3\boxed{3\text{-}3} から1題を選択して解答せよ。解答用紙の所定の欄に、解答する問題の番号を記入すること。

3-1\boxed{3\text{-}1} 次の条件によって定められる数列 {an}\{a_n\}、{bn}\{b_n\} がある。 a1=2,b1=1,a_1=2,\quad b_1=1, an+1=2an+3bn−2(n=1,2,3,…),a_{n+1}=2a_n+3b_n-2\quad (n=1,2,3,\ldots), bn+1=an+4bn+2(n=1,2,3,…)b_{n+1}=a_n+4b_n+2\quad (n=1,2,3,\ldots) 次の各問いに答えよ。

(1) cn=an−bnc_n=a_n-b_n によって定められる数列 {cn}\{c_n\} の一般項を求めよ。

(2) dn=an+3bnd_n=a_n+3b_n によって定められる数列 {dn}\{d_n\} の一般項を求めよ。

(3) 数列 {an}\{a_n\} の一般項を求めよ。

3-2\boxed{3\text{-}2} 一辺の長さが1の立方体 OABC-DEFGOABC\text{-}DEFG において、線分 BFBF を 2:12:1 に内分する点を PP、線分 EFEF の中点を QQ とする。また、線分 OFOF と平面 PQGPQG の交点を RR とする。次の各問いに答えよ。

(1) ベクトル OP→\overrightarrow{OP}、OQ→\overrightarrow{OQ} を、a⃗=OA→\vec{a}=\overrightarrow{OA}、c⃗=OC→\vec{c}=\overrightarrow{OC}、d⃗=OD→\vec{d}=\overrightarrow{OD} を用いて表せ。

(2) OR→=sOF→\overrightarrow{OR}=s\overrightarrow{OF} を満たす実数 ss を求めよ。

(3) △PQG\triangle PQG の重心を SS とするとき、線分 RSRS の長さを求めよ。

3-3\boxed{3\text{-}3} 1枚のコイン投げを 2n2n 回行う。この 2n2n 回のコイン投げで、表が出る合計回数を XX とする。ただし、コインの表と裏の出る確率は等しく、nn は自然数とする。次の各問いに答えよ。

(1) XX の期待値と標準偏差をそれぞれ求めよ。

(2) P(X=k+1)P(X=k)\displaystyle \frac{P(X=k+1)}{P(X=k)} を求めよ。ただし、k=0,1,2,…,2n−1k=0,1,2,\ldots,2n-1 とする。

(3) P(X=k)P(X=k) を最大にする kk の値を求めよ。

(4) n=200n=200 とする。試行回数が大きいとき、XX の確率分布は正規分布で近似できることが知られており、試行回数400はこのような近似が成り立つのに十分大きいとみなせる。このことを利用して、XX の値が 190≦X≦210190\leq X\leq 210 となる確率の近似値を求めよ。ただし、標準正規分布に従う確率変数 ZZ に対する P(Z>1)P(Z>1) の近似値としては0.159を用いよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 3-1 (1)
    cn=5−4nc_n=5-4n
  • 3-1 (2)
    dn=6⋅5n−1−1d_n=6\cdot5^{n-1}-1
  • 3-1 (3)
    an=3⋅5n−1+7−6n2\displaystyle a_n=\frac{3\cdot5^{n-1}+7-6n}{2}
  • 3-2 (1)
    OP=a+c+(2/3)d,OQ=a+(1/2)c+dOP=a+c+(2/3)d, OQ=a+(1/2)c+d
  • 3-2 (2)
    s=5/6s=5/6
  • 3-2 (3)
    RS=1018\displaystyle RS=\frac{\sqrt{10}}{18}
  • 3-3 (1)
    E(X)=n,σX=n2\displaystyle E(X)=n,\quad \sigma_X=\sqrt{\frac n2}
  • 3-3 (2)
    P(X=k+1)/P(X=k)=(2n−k)/(k+1)P(X=k+1)/P(X=k)=(2n−k)/(k+1)
  • 3-3 (3)
    k=nk=n
  • 3-3 (4)
    0.682

3解答

解答を見る途中式つきの解答

大問3は3-1、3-2、3-3のいずれかを選ぶ形式である。採用解説は3つの選択肢すべての答えを示す。3-1では差 cn=an−bnc_n=a_n-b_n と線形結合 dn=an+3bnd_n=a_n+3b_n を作る。3-2では立方体の3本の辺を直交座標軸として、平面と交線上の点を求める。3-3では二項分布の隣接確率比から最頻値を定め、指定の正規近似を用いる。

この問題で使う考え方

  • 差・線形結合による連立漸化式の分離
  • 内分点・中点の位置ベクトル
  • 空間座標による平面決定と直線との交点
  • 三角形の重心と直交距離
  • 二項分布の期待値・分散
  • 隣接確率比による最頻値
  • 正規近似と標準化

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