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鹿児島大学/2017年度/前期

鹿児島大学 2017年 数学 第4問解答・解説

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1問題

鹿児島大学2017年度第4問

OO を原点とする座標平面において、C1C_1 を曲線 x232+y2=1\displaystyle \frac{x^2}{3^2}+y^2=1、C2C_2 を直線 y=2y=2 とする。点 PP は第1象限にある C1C_1 上のある点とし、点 PP における C1C_1 の接線を ℓ\ell、この接線 ℓ\ell と C2C_2 との交点を QQ とおく。次の各問いに答えよ。

(1) 点 PP の座標を P(3cos⁡θ,sin⁡θ)P(3\cos\theta,\sin\theta) と表すとき、接線 ℓ\ell の方程式、および点 QQ の座標を θ\theta を用いて求めよ。

(2) △POQ\triangle POQ の面積を最小にする点 PP の座標、および接線 ℓ\ell の方程式を求めよ。

(3) (2) のとき、曲線 C1C_1 で囲まれた図形と △POQ\triangle POQ との共通部分の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ℓ:cos⁡θ3x+sin⁡θ y=1\displaystyle \ell:\frac{\cos\theta}{3}x+\sin\theta\,y=1, Q(3(1−2sin⁡θ)cos⁡θ,2)\displaystyle Q(\frac{3(1-2\sin\theta)}{\cos\theta},2) / (2) P(332,12)\displaystyle P(\frac{3\sqrt3}{2},\frac12), ℓ:3x+3y=6\ell:\sqrt3x+3y=6 / (3) π2\displaystyle \frac\pi2

3解答

解答を見る途中式つきの解答

点Pが第1象限にあるので、0<θ<π2\displaystyle 0<\theta<\frac{\pi}{2} とおき、c=cos⁡θc=\cos\theta、s=sin⁡θs=\sin\theta とする。

(1) 楕円の式をxで微分すると、接点での接線の傾きは −x9y=−c3s\displaystyle -\frac{x}{9y}=-\frac{c}{3s} である。したがって、Pを通る接線ℓ\ellは y−s=−c3s(x−3c),c3x+sy=1.\displaystyle y-s=-\frac{c}{3s}(x-3c),\qquad \frac{c}{3}x+sy=1. ここにy=2y=2を代入すると、QQのx座標は3(1−2s)c\displaystyle \frac{3(1-2s)}{c}だから、 Q(3(1−2sin⁡θ)cos⁡θ,2)\displaystyle Q\left(\frac{3(1-2\sin\theta)}{\cos\theta},2\right) である。

(2) 三角形の面積をSSとすると、座標による面積公式から S=12∣6c−3s(1−2s)c∣=3(2−s)2c,\displaystyle S=\frac12\left|6c-\frac{3s(1-2s)}{c}\right|=\frac{3(2-s)}{2c}, ここでは0<s<10<s<1、c>0c>0より絶対値の中は正である。また、 (2−s)21−s2−3=(2s−1)21−s2≧0.\displaystyle \frac{(2-s)^2}{1-s^2}-3=\frac{(2s-1)^2}{1-s^2}\geq0. よってS≧332\displaystyle S\geq\frac{3\sqrt3}{2}であり、等号はs=12\displaystyle s=\frac12、すなわちθ=π6\displaystyle \theta=\frac{\pi}{6}のときに成り立つ。このときc=32\displaystyle c=\frac{\sqrt3}{2}なので P(332,12),ℓ:36x+12y=1(3x+3y=6).\displaystyle P\left(\frac{3\sqrt3}{2},\frac12\right),\qquad \ell:\frac{\sqrt3}{6}x+\frac12y=1\quad (\sqrt3x+3y=6).

(3) このときQ=(0,2)Q=(0,2)であり、辺OPOPはy=x33\displaystyle y=\frac{x}{3\sqrt3}である。三角形のxの範囲は0≦x≦a0\leq x\leq a、ただしa=332\displaystyle a=\frac{3\sqrt3}{2}である。この範囲で楕円の上半分はy=1−x29\displaystyle y=\sqrt{1-\frac{x^2}{9}}、辺PQPQはy=2−x3\displaystyle y=2-\frac{x}{\sqrt3}である。0≦x≦a0\leq x\leq aでは (2−x3)2−(1−x29)=(2x3−3)2≧0,1−x29−(x33)2=1−4x227≧0.\displaystyle \left(2-\frac{x}{\sqrt3}\right)^2-\left(1-\frac{x^2}{9}\right)=\left(\frac{2x}{3}-\sqrt3\right)^2\geq0,\qquad 1-\frac{x^2}{9}-\left(\frac{x}{3\sqrt3}\right)^2=1-\frac{4x^2}{27}\geq0. 各辺の高さはこの区間で非負なので、共通部分の上端は楕円、下端は辺OPOPである。したがってその面積は A=∫0a(1−x29−x33)dx=3∫0π/3cos⁡2u du−a263(x=3sin⁡u)=3[u2+sin⁡2u4]0π/3−338=π2.\displaystyle \begin{aligned} A&=\int_0^a\left(\sqrt{1-\frac{x^2}{9}}-\frac{x}{3\sqrt3}\right)dx\\ &=3\int_0^{\pi/3}\cos^2u\,du-\frac{a^2}{6\sqrt3}\qquad (x=3\sin u)\\ &=3\left[\frac{u}{2}+\frac{\sin2u}{4}\right]_0^{\pi/3}-\frac{3\sqrt3}{8}=\frac{\pi}{2}. \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 接線
  • 平方完成型不等式
  • 三角置換

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