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鹿児島大学/2021年度/前期

鹿児島大学 2021年 数学 第1問解答・解説

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1問題

鹿児島大学2021年度第1問

次の各問いに答えよ。

(1) p,qp,q を実数とする。2次方程式 x2+px+q=0x^{2}+px+q=0 が異なる解 α,β\alpha,\beta をもつとき,α4−β4α−β\displaystyle \frac{\alpha^{4}-\beta^{4}}{\alpha-\beta} を p,qp,q を用いて表せ。

(2) 斜辺の長さが一定の直角三角形のうち,面積が最大のものは直角二等辺三角形であることを示せ。

(3) sin⁡1,sin⁡2,sin⁡3,cos⁡1\sin 1,\sin 2,\sin 3,\cos 1 という4つの数値を小さい方から順に並べよ。ただし,1,2,3は,それぞれ1ラジアン,2ラジアン,3ラジアンを表す。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 2pq−p3;(1)\space{}2pq-p^3;
    (2) Smax=c2/4(2)\space{}S_{max}=c^2/4 at a right isosceles triangle;
    (3) sin⁡3<cos⁡1<sin⁡1<sin⁡2.(3)\space{}\sin3<\cos1<\sin1<\sin2.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) α,β\alpha,\beta は二次方程式 x2+px+q=0x^2+px+q=0 の異なる解なので、解と係数の関係から α+β=−p, αβ=q\alpha+\beta=-p,\ \alpha\beta=q である。よって α4−β4α−β=(α+β)(α2+β2)=(α+β){(α+β)2−2αβ}=2pq−p3.\displaystyle \frac{\alpha^4-\beta^4}{\alpha-\beta} =(\alpha+\beta)(\alpha^2+\beta^2) =(\alpha+\beta)\{(\alpha+\beta)^2-2\alpha\beta\} =2pq-p^3.

(2) 直角三角形の2辺を x,yx,y、斜辺を固定長 cc とする。三平方の定理と平方の非負性から x2+y2=c2,(x−y)2≧0より2xy≦c2.x^2+y^2=c^2,\qquad (x-y)^2\ge0\quad\text{より}\quad 2xy\le c^2. したがって面積 S=xy/2S=xy/2 は c2/4c^2/4 以下であり、等号は x=yx=y のときに成り立つ。この等号条件を満たす直角二等辺三角形が存在するので、最大面積は c2/4c^2/4 である。

(3) 3<π<43<\pi<4 より 0<π−3<π2−1<1<π−2<π2.\displaystyle 0<\pi-3<\frac{\pi}{2}-1<1<\pi-2<\frac{\pi}{2}. 正弦関数は 0≦t≦π/20\le t\le\pi/2 で増加し、 sin⁡3=sin⁡(π−3),cos⁡1=sin⁡(π2−1),sin⁡2=sin⁡(π−2).\displaystyle \sin3=\sin(\pi-3),\qquad \cos1=\sin\left(\frac{\pi}{2}-1\right),\qquad \sin2=\sin(\pi-2). 従って sin⁡3<cos⁡1<sin⁡1<sin⁡2.\boxed{\sin3<\cos1<\sin1<\sin2}.

この問題で使う考え方

  • 4乗差の因数分解と解と係数の関係
  • 平方の非負性と等号条件
  • 三角関数の対称性と区間での単調性

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