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鹿児島大学/2023年度/前期

鹿児島大学 2023年 数学 第4問解答・解説

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1問題

鹿児島大学2023年度第4問

x>0x>0 で定義された曲線 C:y=(log⁡x)2C:\quad y=(\log x)^2 を考える。

(1) aa を正の実数とするとき、点 P(a,(log⁡a)2)P(a,(\log a)^2) における曲線 CC の接線 LL の方程式を求めよ。

(2) a>1a>1 のとき、接線 LL と xx 軸の交点の xx 座標が最大となる場合の aa の値 a0a_0 を求めよ。

(3) aa の値が (2)の a0a_0 に等しいとき、直線 LL の y≧0y\geq0 の部分と曲線 CC と xx 軸で囲まれた部分を、xx 軸の周りに1回転させてできる図形の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)y=2log⁡aax+(log⁡a)2−2log⁡a/(2)a0=e/(3)V=π(53e6−24)\displaystyle (1) y=\frac{2\log a}{a}x+(\log a)^2-2\log a / (2) a_0=e / (3) V=\pi(\frac{53e}{6}-24)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

曲線をf(x)=(log⁡x)2f(x)=(\log x)^2とおくと、x>0x>0でf′(x)=2log⁡xx\displaystyle f'(x)=\dfrac{2\log x}{x}、f′′(x)=2(1−log⁡x)x2\displaystyle f''(x)=\dfrac{2(1-\log x)}{x^2}である。

(1) 点P(a,(log⁡a)2)P(a,(\log a)^2)における接線はy−f(a)=f′(a)(x−a)y-f(a)=f'(a)(x-a)より、y=2log⁡aa(x−a)+(log⁡a)2=2log⁡aax+(log⁡a)2−2log⁡a.\displaystyle y=\frac{2\log a}{a}(x-a)+(\log a)^2=\frac{2\log a}{a}x+(\log a)^2-2\log a.

(2)a>1a>1ではlog⁡a>0\log a>0なので、接線とxx軸との交点のxx座標をX(a)X(a)とすると、0=2log⁡aaX(a)+(log⁡a)2−2log⁡a\displaystyle 0=\frac{2\log a}{a}X(a)+(\log a)^2-2\log aからX(a)=a(1−log⁡a2).\displaystyle X(a)=a\left(1-\frac{\log a}{2}\right).したがってX′(a)=1−log⁡a2\displaystyle X'(a)=\dfrac{1-\log a}{2}である。1<a<e1<a<eではX′(a)>0X'(a)>0、a>ea>eではX′(a)<0X'(a)<0だから、X(a)X(a)はa=ea=eで最大となり、a0=ea_0=eである。

(3)a=ea=eのときLLはy=2ex−1\displaystyle y=\dfrac{2}{e}x-1であり、xx軸との交点はx=e2\displaystyle x=\dfrac e2である。またCCはx=1x=1でxx軸と交わる。1≦x≦e1\leq x\leq eではf′′(x)=2(1−log⁡x)x2≧0\displaystyle f''(x)=\dfrac{2(1-\log x)}{x^2}\geq0なので、CCはこの区間で下に凸であり、接点x=ex=eにおける接線LLはCCの下側にある。よって、1≦x≦e/21\leq x\leq e/2では半径(log⁡x)2(\log x)^2の円板、e/2≦x≦ee/2\leq x\leq eでは外半径(log⁡x)2(\log x)^2、内半径2x/e−12x/e-1の円環を回転断面とする。体積はV=π∫1e/2(log⁡x)4 dx+π∫e/2e((log⁡x)4−(2xe−1)2)dx.\displaystyle V=\pi\int_1^{e/2}(\log x)^4\,dx+\pi\int_{e/2}^e\left((\log x)^4-\left(\frac{2x}{e}-1\right)^2\right)dx.部分積分を繰り返すと∫(log⁡x)4 dx=x((log⁡x)4−4(log⁡x)3+12(log⁡x)2−24log⁡x+24)+C,\displaystyle \int(\log x)^4\,dx=x\left((\log x)^4-4(\log x)^3+12(\log x)^2-24\log x+24\right)+C,したがって∫1e(log⁡x)4dx=9e−24\displaystyle \int_1^e(\log x)^4dx=9e-24である。またu=2x/e−1u=2x/e-1とおけば∫e/2e(2xe−1)2dx=e2∫01u2du=e6.\displaystyle \int_{e/2}^e\left(\frac{2x}{e}-1\right)^2dx=\frac e2\int_0^1u^2du=\frac e6.以上よりV=π(9e−24−e6)=π(53e6−24).\displaystyle V=\pi\left(9e-24-\frac e6\right)=\pi\left(\frac{53e}{6}-24\right).

この問題で使う考え方

  • 接線の方程式
  • 増減による最大
  • 回転断面の積分
  • 部分積分

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