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金沢医科大学/2020年度/一般

金沢医科大学 2020年 数学 第1問解答・解説

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1問題

金沢医科大学2020年度第1問

3個のさいころ A,B,CA,B,C を同時に投げるとき,出る目をそれぞれ a,b,ca,b,c とする。これらの値に対して,式

T=sin⁡πa6+bcos⁡πc3\displaystyle T=\sin\frac{\pi a}{6}+b\cos\frac{\pi c}{3}

を考える。

(1) TT が最大になるとき,T=アT=\boxed{\text{ア}} であり,TT が最小になるとき,T=−イT=-\boxed{\text{イ}} である。

(2) T=0T=0 になる確率は ウエオカ\displaystyle \frac{\boxed{\text{ウ}}}{\boxed{\text{エオカ}}} である。

(3) TT の値が正の偶数になる確率は キクケ\displaystyle \frac{\boxed{\text{キ}}}{\boxed{\text{クケ}}} である。

(4) T<3+32\displaystyle T<3+\frac{\sqrt{3}}{2} になる確率は コサ\displaystyle \frac{\boxed{\text{コ}}}{\boxed{\text{サ}}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

サイコロの出目による正弦値と余弦値を分類し、独立な全216通りについて条件を満たす組を場合分けして数える。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • Tmax⁡=7,Tmin⁡=−6;P(T=0)=7216;P(T\displaystyle T_{\max}=7,\quad T_{\min}=-6;\qquad P(T=0)=\frac7{216};\qquad P(T is a positive even integer)=227;P ⁣(T<3+32)=78.\displaystyle )=\frac2{27};\qquad P\!\left(T<3+\frac{\sqrt3}{2}\right)=\frac78.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

各出目に対して A=sin⁡(πa/6)A=\sin(\pi a/6)、D=cos⁡(πc/3)D=\cos(\pi c/3) とおくと T=A+bDT=A+bD である。値は a1,52,436A123210c1,52,436D12−12−11\displaystyle \begin{array}{c|rrrr} a&1,5&2,4&3&6\\\hline A&\frac12&\frac{\sqrt3}{2}&1&0 \end{array} \qquad \begin{array}{c|rrrr} c&1,5&2,4&3&6\\\hline D&\frac12&-\frac12&-1&1 \end{array} である。3個のさいころは独立で、全事象は 63=2166^3=216 通り。

(1)  AA の最大値は 11、最小値は 00、bDbD の最大値は 66、最小値は −6-6 である。各値は同時に実現できるから Tmax⁡=1+6=7,Tmin⁡=0−6=−6.\displaystyle T_{\max}=1+6=7,\qquad T_{\min}=0-6=-6.

(2)  T=0T=0 には D<0D<0 が必要である。D=−1/2D=-1/2 のとき A=b/2A=b/2 となり、A=1/2,b=1A=1/2,b=1 は a=1,5a=1,5 の2通り、A=1,b=2A=1,b=2 は1通りで、各 c=2,4c=2,4 について3通り、計6通り。D=−1D=-1 のときは A=bA=b より A=1,b=1A=1,b=1 の1通りだけである。したがって有利な場合は7通りで、確率は 7216.\displaystyle \frac7{216}.

(3)  D=1D=1(c=6c=6)では、A=0A=0 のとき b=2,4,6b=2,4,6、A=1A=1 のとき b=1,3,5b=1,3,5 が正の偶数を与え、計6通り。他の AA では整数にならない。D=1/2D=1/2(c=1,5c=1,5)では、各 cc について (A,b)=(0,4)(A,b)=(0,4)、(1/2,3)(1/2,3)(a=1,5a=1,5 の2通り)、(1,2),(1,6)(1,2),(1,6) の計5通りである。負の DD では T≦1/2T\le1/2 なので正の偶数にはならない。よって有利な場合は 6+2⋅5=166+2\cdot5=16 通りで、確率は 16216=227.\displaystyle \frac{16}{216}=\frac2{27}.

(4)  H=3+3/2H=3+\sqrt3/2 とする。D=1D=1 のとき、A=0,1/2,3/2,1A=0,1/2,\sqrt3/2,1 の順に条件 A+b<HA+b<H を満たす (a,b)(a,b) はそれぞれ 3,6,4,23,6,4,2 通り、計15通り。D=1/2D=1/2 のときは同じ順に 6,12,10,56,12,10,5 通り、計33通り(ここでは A=1/2,3/2A=1/2,\sqrt3/2 の各値をとる aa が2個ずつある)。一方、D=−1/2,−1D=-1/2,-1 では T≦1/2<HT\le1/2<H なので全36通りが条件を満たす。cc の個数を考慮すると有利な場合は 15+2⋅33+2⋅36+36=18915+2\cdot33+2\cdot36+36=189 通り。したがって確率は 189216=78.\displaystyle \frac{189}{216}=\frac78.

この問題で使う考え方

  • 三角関数の相互関係
  • 積の法則
  • 独立な試行
  • 確率の基本法則

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