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金沢大学/2006年度

金沢大学 2006年 数学 第1問解答・解説

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1問題

金沢大学2006年度第1問

次の問いに答えよ。

(1) 条件 x_1=1, x_{n+1}=x_n+2^n (n=1,2,3,...) によって定められる数列 {x_n} の一般項を求めよ。

(2) 条件 y_1=4/3, 1/y_{n+1}=4/y_n+3/4 (n=1,2,3,...) によって定められる数列 {y_n} の一般項を求めよ。

(3) {x_n}, {y_n} をそれぞれ(1), (2)の数列とする。2つのベクトル an→\overrightarrow{a_n}=(16-1/x_n, 16/x_n-1), bn→\overrightarrow{b_n}=(x_n/4, 1/y_n) が垂直であるときの正の整数 n の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    xn=2n−1x_n=2^n−1
  • (2)
    yn=4/(4n−1)y_n=4/(4^n−1)
  • (3)
    5

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) xn=1+∑j=1n−12j=1+(2n−2)=2n−1.\displaystyle x_n=1+\sum\limits _{j=1}^{n-1}2^j=1+(2^n-2)=2^n-1. (2) zn=1/ynz_n=1/y_n とおくと、z1=3/4z_1=3/4、zn+1=4zn+3/4z_{n+1}=4z_n+3/4。定数解は −1/4-1/4 なので zn+14=4n−1(z1+14)=4n−1.\displaystyle z_n+\frac14=4^{n-1}\left(z_1+\frac14\right)=4^{n-1}. 従って yn=1zn=44n−1.\displaystyle y_n=\frac{1}{z_n}=\frac4{4^n-1}. (3) t=2nt=2^n、xn=t−1x_n=t-1 とする。また 1/yn=(4n−1)/4=(t−1)(t+1)/41/y_n=(4^n-1)/4=(t-1)(t+1)/4。ベクトルの内積は a⃗n⋅b⃗n=(16−1xn)xn4+(16xn−1)1yn.\displaystyle \vec a_n\cdot\vec b_n =\left(16-\frac1{x_n}\right)\frac{x_n}{4} +\left(\frac{16}{x_n}-1\right)\frac1{y_n}. 両辺を4倍し、xn=t−1x_n=t-1 を代入すると 4a⃗n⋅b⃗n=16(t−1)−1+(17−t)(t+1)=t(32−t).4\vec a_n\cdot\vec b_n =16(t-1)-1+(17-t)(t+1) =t(32-t). 直交条件より t(32−t)=0t(32-t)=0。t=2n>0t=2^n>0 だから 2n=322^n=32、従って n=5n=5。

(1)は初項に公比2の項を足す等比数列の和です。(2)ではyny_nの逆数をznz_nと置くと、一次漸化式になります。定数解−14\displaystyle -\frac14を引くと等比数列が得られます。(3)ではxn=2n−1x_n=2^n-1と1yn\displaystyle \frac1{y_n}を内積に代入し、t=2nt=2^nと置いて整理するとt(32−t)=0t(32-t)=0です。ttは正なのでn=5n=5となります。

この問題で使う考え方

  • 等比数列の和
  • 一次漸化式の変換
  • ベクトルの内積

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