金沢大学/2007年度
金沢大学 2007年 数学 第2問解答・解説
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1問題
を2次の正方行列とし,とはどちらも0でない実数とする。零ベクトルではない2つのベクトル , に対して, が成り立つとする。 とおくとき,次の問いに答えよ。
(1) ならば, と は平行であることを示せ。
(2) が逆行列をもたなければ, であることを示せ。
(3) と が異なるならば, は逆行列をもつことを示せ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) (2) (3) A は逆行列をもつ。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) なので、 または である。 のとき、 より だから したがって と は平行である。 のときは であり、条件から 、よって となる。 より なので、 である。よってこの場合も平行である。
(2) とおく。 ならば、直接計算により であるから、 は の逆行列である。したがって、 が逆行列をもたないならば 、すなわち である。(1)より、ある実数 を用いて と表せる。 なので である。このとき より を得る。
(3) とおく。 ならば、(2)の対偶から は逆行列をもつ。また だから も存在する。与えられた二つの式を列ごとに並べると となる。右から を掛けて である。そこで とおけば、結合則と を用いて よって は の逆行列であり、 は逆行列をもつ。
この問題で使う考え方
- ベクトルの成分表示
- ベクトルによる図形の考察
- 行列を用いた表現
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