解答 (1) ∫nn+1x1dx=log(n+1)−logn. また、n<x<n+1 では n+11<x1<n1. これをn≦x≦n+1 の範囲で積分すると、区間の長さが1であるから n+11<∫nn+1x1dx<n1, したがって所要の不等式を得る。
(2) (1)の右側を k=1,…,n に適用して加えると k=1∑n(log(k+1)−logk)<k=1∑nk1, よって log(n+1)<k=1∑n1/k。また、(1)の左側を n=k−1 として k=2,…,n に適用し加えると k=2∑nk1<k=2∑n(logk−log(k−1))=logn. したがって log(n+1)<k=1∑nk1=1+k=2∑nk1<1+logn.
(3) Hk=j=1∑k1/j とおくと、分母は ee1/2e1/3⋯e1/k=j=1∏ke1/j=eHk である。(2)の上側から、k≧2 では Hk<1+logk なので eHk1>e−1−logk=ek1. k=1 の項は 1/e である。したがって n≧2 では少なくとも k=2 の項で不等号が真に厳しくなり、 k=1∑nee1/2e1/3⋯e1/k1>e1k=1∑nk1>e1log(n+1), ここで最後の不等式は(2)の下側による。