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金沢大学/2017年度

金沢大学 2017年 数学 第1問解答・解説

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1問題

金沢大学2017年度第1問

次の問いに答えよ。

(1) z⁶ + 27 = 0 を満たす複素数 z をすべて求め,それらを表す点を複素数平面上に図示せよ。

(2) (1)で求めた複素数 z を偏角が小さい方から順に z₁, z₂, … とするとき,z₁,z₂と積 z₁z₂を表す3点が複素数平面上で一直線上にあることを示せ。ただし,偏角は0以上2π未満とする。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) 6乗根と図示 z6=−27=27(cos⁡π+isin⁡π)z^6=-27=27(\cos\pi+i\sin\pi) より、6乗根は z=3(cos⁡(π6+kπ3)+isin⁡(π6+kπ3)),k=0,1,2,3,4,5.\displaystyle z=\sqrt3\left(\cos\left(\frac\pi6+\frac{k\pi}3\right)+i\sin\left(\frac\pi6+\frac{k\pi}3\right)\right),\quad k=0,1,2,3,4,5. 偏角順では z1=32+32i,z2=3i,z3=−32+32i,z4=−32−32i,z5=−3i,z6=32−32i.\displaystyle \begin{aligned} z_1&=\frac32+\frac{\sqrt3}{2}i,& z_2&=\sqrt3i,& z_3&=-\frac32+\frac{\sqrt3}{2}i,\\ z_4&=-\frac32-\frac{\sqrt3}{2}i,&z_5&=-\sqrt3i,&z_6&=\frac32-\frac{\sqrt3}{2}i. \end{aligned} これらは原点中心・半径 3\sqrt3 の円周上の正六角形の頂点である。

右向きの実軸と上向きの虚軸、原点Oの複素数平面に、原点中心・半径√3の破線の円|z|=√3があり、実軸との交点に−√3と√3の目盛がある。円上に黒点z₂=√3i(上)、z₁=3/2+(√3/2)i(右上)、z₃=−3/2+(√3/2)i(左上)、z₄=−3/2−(√3/2)i(左下)、z₅=−√3i(下)、z₆=3/2−(√3/2)i(右下)があり、z₂とz₅のラベルは虚軸の右側に置かれている。これら6点を実線で結んだ正六角形が描かれている。

(2) 共線性 z1z2=(32+32i)3i=−32+332i.\displaystyle z_1z_2=\left(\frac32+\frac{\sqrt3}{2}i\right)\sqrt3i=-\frac32+\frac{3\sqrt3}{2}i. したがって z1+z1z2=23i=2z2,z2=z1+z1z22.\displaystyle z_1+z_1z_2=2\sqrt3i=2z_2, \qquad z_2=\frac{z_1+z_1z_2}{2}. よって点 z2z_2 は点 z1z_1 と点 z1z2z_1z_2 の中点であり、3点は一直線上にある。

この問題で使う考え方

  • 極形式による6乗根
  • 偏角順の並べ替え
  • 複素数積の計算
  • 座標の中点公式

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