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金沢大学/2019年度

金沢大学 2019年 数学 第3問解答・解説

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1問題

金沢大学2019年度第3問

座標平面において、x=sin⁡t,y=cos⁡t−sin⁡t(0≦t≦2π)x=\sin t,\quad y=\cos t-\sin t\quad(0\leq t\leq2\pi)で表される曲線をC1C_{1}とし、x軸に関してC1C_{1}と対称な曲線をC2C_{2}とする。C1C_{1}で囲まれる図形とC2C_{2}で囲まれる図形の共通部分の面積Sを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

各楕円を二次不等式で表し、xを固定した縦断面の共通区間の長さを積分する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • S=π2\displaystyle S=\frac{\pi}{2}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

媒介変数表示から x=sin⁡t, x+y=cos⁡tx=\sin t,\ x+y=\cos t である。したがって C1C_1 は x2+(x+y)2=1x^2+(x+y)^2=1 を満たし、その内部は x2+(x+y)2≦1x^2+(x+y)^2\leq 1 で表される。xx 軸対称な C2C_2 とその内部は、それぞれ x2+(x−y)2=1x^2+(x-y)^2=1、x2+(x−y)2≦1x^2+(x-y)^2\leq1 である。

∣x∣≦1|x|\leq1 において a=1−x2a=\sqrt{1-x^2} とおくと、固定した xx に対して両図形の内部にある yy の範囲は、それぞれ −x−a≦y≦−x+a,x−a≦y≦x+a-x-a\leq y\leq -x+a,\qquad x-a\leq y\leq x+a である。よって共通部分での縦の長さは 2(a−∣x∣)2(a-|x|) であり、これは a≧∣x∣a\geq |x|、すなわち ∣x∣≦1/2|x|\leq 1/\sqrt2 のときに限り正となる。したがって S=∫−1/21/22(1−x2−∣x∣) dx=4∫01/2(1−x2−x) dx.\displaystyle S=\int_{-1/\sqrt2}^{1/\sqrt2}2\left(\sqrt{1-x^2}-|x|\right)\,dx =4\int_0^{1/\sqrt2}\left(\sqrt{1-x^2}-x\right)\,dx. ここで x=sin⁡ux=\sin u と置けば、積分区間は 0≦u≦π/40\leq u\leq\pi/4 となり、 ∫01/21−x2 dx=∫0π/4cos⁡2u du=π8+14,∫01/2x dx=14.\displaystyle \int_0^{1/\sqrt2}\sqrt{1-x^2}\,dx =\int_0^{\pi/4}\cos^2u\,du =\frac{\pi}{8}+\frac14, \qquad \int_0^{1/\sqrt2}x\,dx=\frac14. ゆえに S=4⋅π8=π2\displaystyle S=4\cdot\frac{\pi}{8}=\boxed{\frac{\pi}{2}}。

この問題で使う考え方

  • 楕円
  • 曲線で囲まれた面積
  • 不定積分・定積分の性質
  • 置換積分法

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