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金沢大学/2022年度

金沢大学 2022年 数学 第1問解答・解説

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1問題

金沢大学2022年度第1問

方程式 z^4 + 4 = 0 について,次の問いに答えよ。ただし,i は虚数単位とする。

(1) 複素数 −4 を極形式で表し,z^4 + 4 = 0 を満たす複素数をすべて求めよ。

(2) |w|^2 = 3 を満たす複素数 w と,z^4 + 4 = 0 を満たす複素数 α について,|α + iw|^2 + |α − iw|^2 を求めよ。

(3) t を実数とする。複素数平面における円 |z − t − 5i| = 5 の内部(ただし,境界線を含まない)に,z^4 + 4 = 0 を満たす複素数がちょうど1つ含まれるように,t の範囲を定めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    1+i,-1+i,-1-i,1-i
  • (2)
    10
  • (3)
    (-4,-2] ∪ [2,4)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答 (1) −4=4(cos⁡π+isin⁡π)-4=4(\cos\pi+i\sin\pi)。四乗根は絶対値 2\sqrt2,偏角 π/4+kπ/2\pi/4+k\pi/2 (k=0,1,2,3)(k=0,1,2,3) だから 1+i,−1+i,−1−i,1−i1+i,-1+i,-1-i,1-i。

(2) ∣α∣2=2|\alpha|^2=2 である。一般に ∣u+v∣2+∣u−v∣2=2∣u∣2+2∣v∣2|u+v|^2+|u-v|^2=2|u|^2+2|v|^2 なので,u=α,v=iwu=\alpha,v=iw とすれば 2⋅2+2⋅3=102\cdot2+2\cdot3=10。

(3) 下半平面の2根は中心の虚部5から距離6なので円盤外。上半平面の根 1+i,−1+i1+i,-1+i が内部にある条件は,それぞれ ∣1−t∣<3|1-t|<3,∣−1−t∣<3|-1-t|<3,すなわち −2<t<4-2<t<4 と −4<t<2-4<t<2。ちょうど一方だけが成り立つtの範囲は −4<t≦−2または2≦t<4.-4<t\le-2\quad\text{または}\quad2\le t<4.

この問題で使う考え方

  • ド・モアブルの公式
  • 絶対値の展開
  • 開区間の重なり

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