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金沢大学/2022年度

金沢大学 2022年 数学 第2問解答・解説

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1問題

金沢大学2022年度第2問

k を正の実数とし,x > 0 で定義された関数 y = k(log x)^2 のグラフを C とする。y 軸上に点 A (0, (√3/2)e) をとる。ただし,e は自然対数の底である。次の問いに答えよ。

(1) C 上の点 (p, k(log p)^2) における接線の方程式を求めよ。

(2) 点 A を通って,C にちょうど2本の接線が引けることを示せ。

(3) 点 A を通る C の2本の接線が垂直に交わるような k の値を求めよ。さらに,それぞれの接点の x 座標 p,q を求めよ。ただし,p < q とする。

(4) (3) で求めた k,p,q に対し,定積分 ∫_p^q k(log x)^2 dx を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    y=2klog⁡pp(x−p)+k(log⁡p)2\displaystyle y=\frac{2k\log p}{p}(x-p)+k(\log p)^2
  • (2)
    t=log⁡p=1±1+3e2k\displaystyle t=\log p=1\pm\sqrt{1+\frac{\sqrt3e}{2k}} の2接点に対応する異なる接線2本
  • (3) k
    e23\displaystyle \frac{e}{2\sqrt3}
  • (3) p
    e(−1)e^{(−1)}
  • (3) q
    e3e^3
  • (4)
    5(e4−1)23\displaystyle \frac{5(e^4-1)}{2\sqrt3}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) t=log⁡pt=\log p とすると y′(p)=2kt/py'(p)=2kt/p。接線は y=2klog⁡pp(x−p)+k(log⁡p)2=2ktpx+k(t2−2t).\displaystyle y=\frac{2k\log p}{p}(x-p)+k(\log p)^2 =\frac{2kt}{p}x+k(t^2-2t). (2) 点Aを通る条件は k(t2−2t)=32e.\displaystyle k(t^2-2t)=\frac{\sqrt3}{2}e. k>0k>0 なので、両辺を kk で割って平方完成すると、これは (t−1)2=1+3e2k\displaystyle (t-1)^2=1+\frac{\sqrt3 e}{2k} と同値である。 右辺は1より大きいので、t=1±dt=1\pm d、d=1+3e2k>1\displaystyle d=\sqrt{1+\frac{\sqrt3e}{2k}}>1 の2解を得る。一方は負、他方は正で、それぞれの接線の傾き 2kte−t2kte^{-t} の符号が異なるので、異なるちょうど2本の接線である。 (3) 接点の対数を t=1−d, u=1+dt=1-d,\ u=1+d とすると、傾きの積は (2kte−t)(2kue−u)=4k2(1−d2)e−2=−2k3e.\displaystyle (2kte^{-t})(2kue^{-u}) =4k^2(1-d^2)e^{-2} =-\frac{2k\sqrt3}{e}. 垂直条件は積が −1-1 であることだから k=e/(23)k=e/(2\sqrt3)。このとき d=2d=2 なので p=e1−d=e−1,q=e1+d=e3.p=e^{1-d}=e^{-1},\qquad q=e^{1+d}=e^3. (4) ∫(log⁡x)2dx=x{(log⁡x)2−2log⁡x+2}\displaystyle \int(\log x)^2dx=x\{(\log x)^2-2\log x+2\} より ∫e−1e3k(log⁡x)2dx=k(5e3−5e)=523(e4−1).\displaystyle \int_{e^{-1}}^{e^3} k(\log x)^2dx =k\left(5e^3-\frac5e\right) =\frac{5}{2\sqrt3}(e^4-1).

接線のy切片はk(t2−2t)k(t^2-2t)です。これを点Aの高さに等しくすると、t=log⁡pt=\log pについて上に開く二次方程式になり、対数座標の異なる2接点が得られます。接点の対数を1±dと置けば接線の傾きの積が簡単になり、直交条件からkと接点のx座標が定まります。最後は(log⁡x)2(\log x)^2の原始関数を使います。

この問題で使う考え方

  • 接線の方程式
  • 対数置換
  • 傾きの積
  • 原始関数

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