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慶應義塾大学/2001年度/医

慶應義塾大学 2001年 数学 第I問解答・解説

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1問題

慶應義塾大学2001年度第I問

以下の文章の空欄に適切な数または式を入れて文章を完成させなさい。

(1) an=n2+n+5(n=1,2,3,…)a_n=\sqrt{n^2+n+5}\quad(n=1,2,3,\ldots) によって定められる数列を考える。an≧n+1a_n\geq n+1 となるのは,n≦あn\leq\boxed{\text{あ}} のときである。実数 xx に対し,その小数部分を ⟨x⟩=x−[x]\langle x\rangle=x-[x] と書く。ここで,[x][x] は xx を超えない最大の整数を表す。lim⁡n→∞⟨an⟩=い\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\langle a_n\rangle=\boxed{\text{い}} である。⟨an⟩\langle a_n\rangle が最大となるのは,n=うn=\boxed{\text{う}} のときであり,そのとき ⟨an⟩=え\langle a_n\rangle=\boxed{\text{え}} である。また,⟨an⟩≠0\langle a_n\rangle\ne0 となるような nn のうちで,⟨an⟩\langle a_n\rangle が最小となるのは,n=おn=\boxed{\text{お}} のときである。

(2) n2+n+34\sqrt{n^2+n+34} が整数となるような自然数 nn をすべて求めれば,か\boxed{\text{か}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

有理化と単調性で小数部分を調べ、整数条件は平方差の因数分解に帰着した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)あ=4,い=12,う=5,え=35−5,お=3;(2)か={1,5,10,33}.\displaystyle \begin{aligned} \text{(1)}\quad &\text{あ}=4,\quad \text{い}=\frac12,\quad \text{う}=5,\quad \text{え}=\sqrt{35}-5,\quad \text{お}=3;\\ \text{(2)}\quad &\text{か}=\{1,5,10,33\}. \end{aligned}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 両辺は正なので二乗して an≧n+1すなわちn2+n+5≧(n+1)2すなわちn≦4.a_n\ge n+1\quad\text{すなわち}\quad n^2+n+5\ge(n+1)^2\quad\text{すなわち}\quad n\le4. また an−n=n+5n2+n+5+n⟶12.\displaystyle a_n-n=\frac{n+5}{\sqrt{n^2+n+5}+n}\longrightarrow\frac12. 十分大きいnnではn<an<n+1n<a_n<n+1だから⟨an⟩=an−n\langle a_n\rangle=a_n-n、従って極限は1/21/2。n≧5n\ge5では同じく小数部分はg(n)=n2+n+5−ng(n)=\sqrt{n^2+n+5}-nである。実数x≧5x\ge5に対し g′(x)=2x+12x2+x+5−1<0,\displaystyle g'(x)=\frac{2x+1}{2\sqrt{x^2+x+5}}-1<0, 最後の不等号は(2x+1)2<4(x2+x+5)(2x+1)^2<4(x^2+x+5)による。よってn≧5n\ge5では最大はn=5n=5で、その値は35−5>0.9\sqrt{35}-5>0.9。一方n=1,2,3,4n=1,2,3,4の小数部分はそれぞれ7−2,11−3,17−4,0\sqrt7-2,\sqrt{11}-3,\sqrt{17}-4,0で、いずれもこれより小さい。従って最大はn=5n=5。非零の小数部分の最小については、n≧5n\ge5でg(n)>1/2g(n)>1/2(n2+n+5>(n+1/2)2n^2+n+5>(n+1/2)^2)である。n=1,2,3,4n=1,2,3,4では3番目の17−4\sqrt{17}-4が最小である(7−2>17−4\sqrt7-2>\sqrt{17}-4、11−3>17−4\sqrt{11}-3>\sqrt{17}-4、かつn=4n=4は0を除外)。よってn=3n=3。

(2) m=n2+n+34m=\sqrt{n^2+n+34}を整数と置くと (2m)2−(2n+1)2=135.(2m)^2-(2n+1)^2=135. したがって正の奇数p=2m−(2n+1),q=2m+(2n+1)p=2m-(2n+1), q=2m+(2n+1)はpq=135pq=135、q−p=4n+2q-p=4n+2を満たす。p<qp<qとなる因数対は(1,135),(3,45),(5,27),(9,15)(1,135),(3,45),(5,27),(9,15)であり、それぞれn=(q−p−2)/4=33,10,5,1n=(q-p-2)/4=33,10,5,1。全て自然数で元の式を満たすため、答えは{1,5,10,33}\{1,5,10,33\}。

この問題で使う考え方

  • 一次不等式
  • 数列の極限
  • 合成関数の微分
  • 約数・倍数

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