慶應義塾大学/2004年度/一般
慶應義塾大学 2004年 数学 第IV問解答・解説
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1問題
設問(1)から(4)に答えなさい。 を2以上の自然数とし, 個の点 が同一円周上の異なる位置にある。これらの点のうちの2点を両端とする線分が 本あり,さらに のとき,次の条件(A)が満たされていると仮定する。 (A) これらの線分のうちのどの3本も(点 のうちの任意の3点を頂点とするような)三角形を形づくることはない。 異なる2点 と を結ぶ線分があるとき ,そうでないとき とし, とおくと, となる。条件(A)より,任意の に対して が成り立つ。さらに,任意の実数 に対して が成り立つことと を用いると が示される。ただし,一般に 個の数 に対して であるので,括弧を省略して,この和を と書く。いま,(3)の等号が成り立っている場合を考える。点 と線分で結ばれているのは点 のみであるとすると, でなければならない。このとき,点 と線分で結ばれているのは点 のみである。
(1) に適切な数を入れなさい。
(2) (1)を証明しなさい。
(3) (3)を証明しなさい。(2)は証明なしで用いてよい。
(4) に適切な数または式を, に適切な点の列を入れなさい。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2解答
解答を見る答えはこの解答の中にあります
(1) 各線分は両端の点で1回ずつ数えられるので。あは2。 (2) ならを足して。なら両方の点と結ばれる別の点があれば三角形ができるので。従って①が成立する。のときもで問題ない。 (3) ①を全てのについて足し,②を使うと ならより結論は成り立つ。とし,問題の非負の式にを代入すると よって,従って。 (4) なら上の不等式はすべて等号。非負の平方和も0なので,各に対して,すなわち。従って。集合内の点同士は結ばれていない(結ばれればと三角形を作る)。その各点の次数はなので,残る点全てと結ばれている。ゆえは残る集合に属し,既にと結ばれる。次数はだから,これ以外とは結ばれない。従って,いは,うは。
この問題で使う考え方
- 二重計数
- 平方和の非負性
- 等号成立条件
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