本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

慶應義塾大学/2006年度/一般

慶應義塾大学 2006年 数学 第I問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

慶應義塾大学2006年度第I問

以下の文章の空欄に適切な数または式を入れて文章を完成させなさい。

(1) p,qp,q を実数とし,xyxy 平面上の楕円(x−p)2+4(y−q)2=4(①)(x-p)^{2}+4(y-q)^{2}=4 \quad \text{(①)}を考える。楕円①の焦点は ((あ),(い)),((う),(え))(\boxed{\text{(あ)}},\boxed{\text{(い)}}), (\boxed{\text{(う)}},\boxed{\text{(え)}}) である。楕円①が直線 y=xy=x と y=−xy=-x のどちらにも接するような p,qp,q のうち,p>0p>0 となるのは p=(お),q=(か)p=\boxed{\text{(お)}}, q=\boxed{\text{(か)}} のときである。

(2) cc を実数とし,3次方程式x3−3cx+1=0(②)x^{3}-3cx+1=0 \quad \text{(②)}を考える。

(2-1) 方程式②は x2+1x=3c\displaystyle x^{2}+\frac{1}{x}=3c と表されることに注意すると,②が唯一つの実数解 aa をもつための cc に関する必要十分条件は,正の実数 c0=(き)c_{0}=\boxed{\text{(き)}} を用いて c<c0c<c_{0} と書かれる。また c<c0c<c_{0} のとき実数解 aa の値のとりうる範囲は (く)<a<(け)\boxed{\text{(く)}}<a<\boxed{\text{(け)}} となる。

(2-2) c<c0c<c_{0} のとき②の虚数解を α+βi,α−βi\alpha+\beta i,\alpha-\beta i (ii は虚数単位,α,β\alpha,\beta は実数,β≠0\beta\neq0)とする。これらの虚数解の絶対値 α2+β2\sqrt{\alpha^{2}+\beta^{2}} を実数解 aa を用いて表すと,α2+β2=(こ)\sqrt{\alpha^{2}+\beta^{2}}=\boxed{\text{(こ)}} となる。特に 0<c<c00<c<c_{0} のとき α2+β2\sqrt{\alpha^{2}+\beta^{2}} の値のとりうる範囲は (さ)<α2+β2<(し)\boxed{\text{(さ)}}<\sqrt{\alpha^{2}+\beta^{2}}<\boxed{\text{(し)}} となる。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

楕円の接線条件を代入後の二次方程式の判別式で処理し、三次方程式は x²+1/x の増減と解と係数の関係で解析する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)[あ]=p−3,[い]=q,[う]=p+3,[え]=q,[お]=5,[か]=0.(2)[き]=2−2/3,[く]=−22/3,[け]=0,[こ]=−1a,[さ]=2−1/3,[し]=1.\displaystyle \begin{aligned}\text{(1)}\quad &\text{[あ]}=p-\sqrt3,\quad \text{[い]}=q,\quad \text{[う]}=p+\sqrt3,\quad \text{[え]}=q,\\ &\text{[お]}=\sqrt5,\quad \text{[か]}=0.\\[2pt]\text{(2)}\quad &\text{[き]}=2^{-2/3},\quad \text{[く]}=-2^{2/3},\quad \text{[け]}=0,\\ &\text{[こ]}=\sqrt{-\frac1a},\quad \text{[さ]}=2^{-1/3},\quad \text{[し]}=1.\end{aligned}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 式を (x−p)222+(y−q)212=1\displaystyle \frac{(x-p)^2}{2^2}+\frac{(y-q)^2}{1^2}=1 と書けば,長半径は 22,短半径は 11 である。したがって焦点は (p−22−12,q)=(p−3,q),(p+3,q)(p-\sqrt{2^2-1^2},q)=(p-\sqrt3,q),\qquad (p+\sqrt3,q) である。

直線 y=xy=x を楕円の式に代入すると (x−p)2+4(x−q)2=4(x-p)^2+4(x-q)^2=4 となる。これが xx の重解をもつ条件(判別式が 00)は (2p+8q)2−20(p2+4q2−4)=0,(p−q)2=5(2p+8q)^2-20(p^2+4q^2-4)=0, \qquad (p-q)^2=5 である。同様に,y=−xy=-x を代入した二次方程式の判別式が 00 となる条件は (−2p+8q)2−20(p2+4q2−4)=0,(p+q)2=5(-2p+8q)^2-20(p^2+4q^2-4)=0, \qquad (p+q)^2=5 である。二つの条件から (p−q)2=(p+q)2(p-q)^2=(p+q)^2,よって pq=0pq=0。p>0p>0 だから q=0q=0,さらに p2=5p^2=5 より p=5p=\sqrt5 である。

(2) 方程式の定数項は 11 なので x=0x=0 は解でない。そこで h(x)=x2+1x\displaystyle h(x)=x^2+\frac1x とおけば,方程式は h(x)=3ch(x)=3c と同値である。x<0x<0 では h′(x)=2x−1x2<0.\displaystyle h'(x)=2x-\frac1{x^2}<0. また x→−∞x\to-\infty で h(x)→+∞h(x)\to+\infty,x→0−x\to0- で h(x)→−∞h(x)\to-\infty だから,負の解は任意の実数 cc に対してちょうど一つ存在する。

x>0x>0 では h′(x)=2x3−1x2\displaystyle h'(x)=\frac{2x^3-1}{x^2} である。したがって hh は x=2−1/3x=2^{-1/3} まで減少し,その後増加する。最小値は h(2−1/3)=2−2/3+21/3=3⋅2−2/3.h(2^{-1/3})=2^{-2/3}+2^{1/3}=3\cdot2^{-2/3}. よって正の解は,3c<3⋅2−2/33c<3\cdot2^{-2/3} のとき存在せず,等号のとき重解一つ,3c>3⋅2−2/33c>3\cdot2^{-2/3} のとき二つ存在する。負の解は常に一つあるから,方程式がただ一つの実数解をもつ必要十分条件は c<c0,c0=2−2/3c<c_0,\qquad c_0=2^{-2/3} である。

そのとき唯一の実数解 aa は負である。hh は負の範囲で減少し, h(−22/3)=3⋅2−2/3>3c=h(a)h(-2^{2/3})=3\cdot2^{-2/3}>3c=h(a) なので a>−22/3a>-2^{2/3}。したがって −22/3<a<0-2^{2/3}<a<0 である。

虚数解を α+βi,α−βi\alpha+\beta i,\alpha-\beta i とすると,解と係数の関係から a(α+βi)(α−βi)=a(α2+β2)=−1.a(\alpha+\beta i)(\alpha-\beta i) =a(\alpha^2+\beta^2)=-1. よって α2+β2=−1/a\sqrt{\alpha^2+\beta^2}=\sqrt{-1/a} である。さらに 0<c<c00<c<c_0 なら h(a)=3c>0h(a)=3c>0 である。a<0a<0 より a3+1a>0したがってa3+1<0したがってa<−1.\displaystyle \frac{a^3+1}{a}>0\quad\text{したがって}\quad a^3+1<0 \quad\text{したがって}\quad a<-1. 従って −22/3<a<−1-2^{2/3}<a<-1 となり, 2−2/3<−1a<1,2−1/3<−1a<1.\displaystyle 2^{-2/3}<-\frac1a<1,\qquad 2^{-1/3}<\sqrt{-\frac1a}<1.

この問題で使う考え方

  • 楕円
  • 焦点と準線
  • 二次方程式の判別式
  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 解と係数の関係

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。