慶應義塾大学/2006年度/一般
慶應義塾大学 2006年 数学 第I問解答・解説
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1問題
以下の文章の空欄に適切な数または式を入れて文章を完成させなさい。
(1) を実数とし, 平面上の楕円を考える。楕円①の焦点は である。楕円①が直線 と のどちらにも接するような のうち, となるのは のときである。
(2) を実数とし,3次方程式を考える。
(2-1) 方程式②は と表されることに注意すると,②が唯一つの実数解 をもつための に関する必要十分条件は,正の実数 を用いて と書かれる。また のとき実数解 の値のとりうる範囲は となる。
(2-2) のとき②の虚数解を ( は虚数単位, は実数,)とする。これらの虚数解の絶対値 を実数解 を用いて表すと, となる。特に のとき の値のとりうる範囲は となる。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
楕円の接線条件を代入後の二次方程式の判別式で処理し、三次方程式は x²+1/x の増減と解と係数の関係で解析する。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) 式を と書けば,長半径は ,短半径は である。したがって焦点は である。
直線 を楕円の式に代入すると となる。これが の重解をもつ条件(判別式が )は である。同様に, を代入した二次方程式の判別式が となる条件は である。二つの条件から ,よって 。 だから ,さらに より である。
(2) 方程式の定数項は なので は解でない。そこで とおけば,方程式は と同値である。 では また で , で だから,負の解は任意の実数 に対してちょうど一つ存在する。
では である。したがって は まで減少し,その後増加する。最小値は よって正の解は, のとき存在せず,等号のとき重解一つ, のとき二つ存在する。負の解は常に一つあるから,方程式がただ一つの実数解をもつ必要十分条件は である。
そのとき唯一の実数解 は負である。 は負の範囲で減少し, なので 。したがって である。
虚数解を とすると,解と係数の関係から よって である。さらに なら である。 より 従って となり,
この問題で使う考え方
- 楕円
- 焦点と準線
- 二次方程式の判別式
- 多項式の導関数
- 導関数と増減
- 解と係数の関係
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