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千葉大学/2004年度

千葉大学 2004年 数学 第6問解答・解説

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1問題

千葉大学2004年度第6問

0 < t < 1 とする。2 次方程式

x2−2tx+1=0x ^ {2} - 2 t x + 1 = 0

の解のひとつを α\alpha とする。複素数平面上の4点を O(0), A(-1), B(1), P( α\alpha ) とし, AB を直径とする円を C とする。点 A を通り OP に平行な直線が円 C と交わる A 以外の点を Q とする。

(1) ∣α∣\left|\alpha\right| を求めよ。

(2) 四角形 ABPQ の面積が最大となる t の値とそのときの面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

複素数根からPの位置と単位円を特定し、直線と円の第二交点Qを求める。三角形二つに分けた面積関数を微分して最大化する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ∣α∣=1.|\alpha|=1.\qquad (2) 最大となる値は t=12\displaystyle t=\frac12、そのときの面積は 334.\displaystyle \frac{3\sqrt3}{4}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 方程式を平方完成すると (x-t)^2=-(1-t^2) となるので、 α\alpha=t+ε\varepsilon i1−t2\sqrt{1-t^2} (ε\varepsilon=1 または -1). したがって |α\alpha|=t2+(1−t2)\sqrt{t^2+(1-t^2)}=1. (2) u=1−t2\sqrt{1-t^2} とする。円 C は中心 O、半径 1 の円である。 直線 AQ は OP に平行だから、複素数 z=-1+sα\alpha (ss は実数) と表せる。円との交点条件は ∣−1+sα∣2=(−1+sα)(−1+sα‾)=1−2sRe⁡(α)+s2∣α∣2=1−2ts+s2=1.\begin{aligned} |-1+s\alpha|^2&=(-1+s\alpha)(-1+s\overline{\alpha}) =1-2s\operatorname{Re}(\alpha)+s^2|\alpha|^2 =1-2ts+s^2=1. \end{aligned} よって s=0 は A に対応し、もう一つの交点は s=2t なので、 Q=-1+2tα\alpha=(2t^2-1)+2ε\varepsilon i t u. 実部・虚部を座標とみると A=(-1,0), B=(1,0), P=(t,ε\varepsilon u), Q=(2t^2-1,2ε\varepsilon tu). これらの点は円 C 上にあり、A,B,P,Q は円周上にこの順で並ぶ(向きは ε\varepsilon による)。 したがって対角線 AP で分けた二つの三角形の面積の和が四角形の面積である。 [ABP]=12⋅AB⋅u=u,[APQ]=12∣(1+t)(2εtu)−εu(2t2)∣=tu.\displaystyle \begin{aligned} [ABP]&=\frac12\cdot AB\cdot u=u,\\ [APQ]&=\frac12\left|(1+t)(2\varepsilon tu)-\varepsilon u(2t^2)\right|=tu. \end{aligned} よって面積を S(t) とすると、 S(t)=u(1+t)=(1+t)1−t2\sqrt{1-t^2}>0. 最大化のため S(t)^2=(1-t)(1+t)^3 とおくと、 ddtS(t)2=(1+t)2{−(1+t)+3(1−t)}=2(1+t)2(1−2t).\displaystyle \begin{aligned} \frac{d}{dt}S(t)^2&=(1+t)^2\{- (1+t)+3(1-t)\} &=2(1+t)^2(1-2t). \end{aligned} したがって 0<t<12\displaystyle \frac12 で増加し、12\displaystyle \frac12<t<1 で減少するから、最大は t=12\displaystyle \frac12 である。 そのとき S(12)\displaystyle \left(\frac12\right)=32\displaystyle \frac321−14\displaystyle \sqrt{1-\frac14}=334\displaystyle \frac{3\sqrt3}{4}.

この問題で使う考え方

  • 複素数の四則演算
  • 直線の方程式
  • 円の方程式
  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 極大・極小
  • 複素数平面
  • 二次方程式の判別式

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