(1) 直線 y=x に関する対称移動で Q(x,y) を Q′(y,x) に移すと、直線上の点 P について PQ=PQ′ である。Q(1,−1) は A(a,0) と同じ側にあるため、A と Q′(−1,1) を結ぶ線分は直線 y=x と交わる。三角不等式より、その交点を P に選んだときに和が最小となり、 r(Q)=AQ′=(a+1)2+1. したがって あ=(a+1)2+1 である。
Q(2,7) は A と直線 y=x の反対側にあるので、線分 AQ が直線と交わる。この交点を P に取れば三角不等式で等号となり、 r(Q)=AQ=(a−2)2+7. よって い=(a−2)2+7 である。
(2) 曲線 C 上では x=21+y2 である。直線 y=x と C の交点は (1,1) だけであり、y≦1 では Q は A と直線の同じ側、y≧1 では反対側にある。したがって (1) の反射と線分の考え方から r(Q)2={(a−y)2+x2,(a−x)2+y2,y≦1,y≧1.
(2)(i) y≦1 の部分では x2=(1+y2)/2 だから r(Q)2=a2+21−2ay+23y2=23(y−32a)2+3a2+21. この式は a≦23 なら y=32a で最小となり、a≧23 なら領域 y≦1 の端 y=1 で最小となる。
一方、y≧1 の部分では y2=2x2−1、x≧1 なので r(Q)2=a2+3x2−2ax−1=3(x−3a)2+32a2−1. これは a≦3 なら端 x=1、a≧3 なら x=3a で最小となる。両部分を比べると、0<a≦23 では ((a−1)2+1)−(3a2+21)=6(2a−3)2≧0, a≧3 では ((a−1)2+1)−(32a2−1)=3(a−3)2≧0. 従って、前者の範囲での全体最小点は y=32a、後者の範囲では x=3a にある。それぞれ指定された点に一致するように a を求めると、 (32a=42)したがってa=832,(3a=2)したがってa=6. よって う=832, え=6 である。
(2)(ii) y=1 が最小点となるのは、y≦1 側の二次式の頂点 2a/3 が 1 以上であり、かつ y≧1 側の二次式の頂点 a/3 が 1 以下である場合、すなわち 32a≧1かつ3a≦1. この条件は 23≦a≦3 と同値である。端点では頂点がちょうど (1,1) となるため含まれる。したがって求める範囲は 23≦a≦3.
検算として、(2)(i) の a=32/8 を代入すると y=2a/3=2/4、x=3/4 となり、また a=6 では x=a/3=2、y=7 となる。(ii) の両端 a=3/2,3 ではそれぞれの二次式の頂点が境界 Q=(1,1) に一致し、両端とも含まれる。