慶應義塾大学/2019年度/前期
慶應義塾大学 2019年 数学 第II問解答・解説
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1問題
以下の文章の空欄に、文字 を含まない適切な数を入れて文章を完成させなさい。
四角形 の頂点上に置かれた点 に対する次の操作 を考える。
(T1) 点 が頂点 上に置かれているときは、確率 でそのままにしておき、確率 で頂点 上に移す。
(T2) 点 が頂点 上に置かれているときは、確率 ずつで、他の3つの頂点のいずれかの上に移す。
(T3) 点 が頂点 または 上に置かれているときは、そのままにしておく。
以下、 を自然数とし、点 を頂点 上に置いて、操作 を繰り返し行う。操作 を 回繰り返し終えたとき、点 が頂点 上に置かれている確率を 、頂点 上に置かれている確率を とする。
(1) のとき、 を で表すと である。
(2) のとき、 である。ただし、、 である。
(3) のとき、 を の式で表すと である。
(4) を の式で表すと である。ただし、、 である。
(5) を の式で表すと である。ただし、、 である。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- あ い う え お か
き く け こ
さ し す せ そ数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
各時点で頂点 B にいる確率を とする。初期状態は B なので、1回後は A,C,D の各頂点に確率 で移り、 また では、Bにいるのは直前にAから移った場合だけなので である。
(1) AからAへは確率 で移り、BからAへは確率 で移る。よって で 初項は である。
(2) 上の漸化式を因数分解すると したがって .
(3) では (2)を使うと各項で 倍されるから、 で よって .
(4) 漸化式の特性方程式は ゆえに とおける。 を代入すると これを解いて . したがって
(5) で . 特に では かつ . 等比数列の和を使うと でも右辺は となり、初期値に一致する。よってこの式は全自然数 で成り立つ。
この問題で使う考え方
- 確率の基本法則
- 漸化式
- 等比数列の一般項と和
- 階差・和の利用
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