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神戸大学/2006年度/前期

神戸大学 2006年 数学 第3問解答・解説

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1問題

神戸大学2006年度第3問

xyxy 平面において放物線 C:y=x2C:y=x^2 と、その下側にある点 P(p,q) (q<p2)P(p,q)\ (q<p^2) を考える。PP を通るような CC の2つの接線を考え、その接点をそれぞれ A,BA,B とする。また、PP を通る傾き mm の直線が CC と相異なる2点 S,TS,T で交わるとする。点 A,BA,B の xx 座標をそれぞれ a,ba,b とし、点 S,TS,T の xx 座標をそれぞれ s,ts,t とする。次の問に答えよ。(配点30点)

(1) a+b,aba+b,ab を p,qp,q で表せ。

(2) s+t,sts+t,st を p,q,mp,q,m で表せ。

(3) 直線 ABAB と直線 STST の交点を QQ とし、QQ の xx 座標を uu とする。

問題文の設定を表す模式図で、放物線 C:y=x² の曲線上に S、A、T、B が示されている。点 P を通る2本の接線が A、B で曲線に接し、P、S、T を通る直線と直線 AB の交点に Q が記されている。

上図のように s<u<t<ps<u<t<p となる場合について、等式 1PS+1PT=2PQ\displaystyle \frac{1}{\mathrm{PS}}+\frac{1}{\mathrm{PT}}=\frac{2}{\mathrm{PQ}} が成立することを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

放物線との接線・割線の交点を二次方程式の重解・根として表し、解と係数の関係で弦の傾きと切片を求める。最後は同一直線上の距離をx座標差の共通倍率で表し、p-sとp-tの和・積から示す。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • a+b=2p,ab=q,s+t=m,st=mp−q,1PS+1PT=2PQ(s<u<t<p).\displaystyle \begin{aligned}a+b&=2p,\quad ab=q,\\s+t&=m,\quad st=mp-q,\\\frac{1}{\mathrm{PS}}+\frac{1}{\mathrm{PT}}&=\frac{2}{\mathrm{PQ}}\quad(s<u<t<p).\end{aligned}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

接点を R(r,r2)R(r,r^2) とし、接線の傾きを kk とする。この直線と放物線の交点の xx 座標は、x2−r2=k(x−r)x^2-r^2=k(x-r) より (x−r)(x+r−k)=0(x-r)(x+r-k)=0 を満たす。接線では x=rx=r が重解となるから k−r=rk-r=r、すなわち k=2rk=2r である。したがって RR における接線は y=2rx−r2y=2rx-r^2 である。  (1) 接点の xx 座標 rr に対し、接線が P(p,q)P(p,q) を通る条件は q=2pr−r2q=2pr-r^2、すなわち r2−2pr+q=0r^2-2pr+q=0 である。この二次方程式の判別式は 4(p2−q)>04(p^2-q)>0 なので、異なる2根 a,ba,b をもつ。解と係数の関係から a+b=2p, ab=qa+b=2p,\ ab=q。  (2) 傾き mm で PP を通る直線は y−q=m(x−p)y-q=m(x-p) である。これと y=x2y=x^2 の交点の xx 座標は x2−mx+(mp−q)=0x^2-mx+(mp-q)=0 の2根 s,ts,t である。よって解と係数の関係から s+t=m, st=mp−qs+t=m,\ st=mp-q。  (3) A=(a,a2),B=(b,b2)A=(a,a^2), B=(b,b^2) であり、(1)より a+b=2p, ab=qa+b=2p,\ ab=q だから、直線 ABAB は y=(a+b)x−ab=2px−qy=(a+b)x-ab=2px-q である。同様に、S=(s,s2),T=(t,t2)S=(s,s^2), T=(t,t^2) と (2) から、直線 STST は y=(s+t)x−st=mx−mp+qy=(s+t)x-st=mx-mp+q である。したがって交点 QQ の xx 座標 uu は (2p−m)u=2q−mp(2p-m)u=2q-mp を満たし、(2p−m)(p−u)=2(p2−q)(2p-m)(p-u)=2(p^2-q) となる。  X=p−s, Y=p−tX=p-s,\ Y=p-t とおく。仮定 s<u<t<ps<u<t<p より X,Y>0X,Y>0 であり、(2)を用いると X+Y=2p−mX+Y=2p-m、XY=p2−p(s+t)+st=p2−qXY=p^2-p(s+t)+st=p^2-q である。ゆえに p−u=2XY/(X+Y)p-u=2XY/(X+Y)。  P,S,T,QP,S,T,Q はすべて傾き mm の同一直線上にあるので、点の xx 座標の差を hh とすると、その2点間の距離は 1+m2 ∣h∣\sqrt{1+m^2}\,|h| である。d=1+m2d=\sqrt{1+m^2} とおけば、仮定した順序から PS=dX, PT=dY, PQ=d(p−u)\mathrm{PS}=dX,\ \mathrm{PT}=dY,\ \mathrm{PQ}=d(p-u)。したがって 1PS+1PT=1d(1X+1Y)=X+YdXY=2d(p−u)=2PQ\displaystyle \frac{1}{\mathrm{PS}}+\frac{1}{\mathrm{PT}}=\frac{1}{d}(\frac{1}{X}+\frac{1}{Y})=\frac{X+Y}{dXY}=\frac{2}{d(p-u)}=\frac{2}{\mathrm{PQ}} となり、示された。

この問題で使う考え方

  • 二次方程式とグラフ
  • 解と係数の関係
  • 直線の方程式
  • 接線の方程式
  • 座標による距離

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