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神戸大学/2009年度/前期

神戸大学 2009年 数学 第2問解答・解説

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1問題

神戸大学2009年度第2問

f(x)=x3−3x+1f(x)=x^3-3x+1、g(x)=x2−2g(x)=x^2-2 とし、方程式 f(x)=0f(x)=0 について考える。このとき、以下のことを示せ。(配点30点)

(1) f(x)=0f(x)=0 は絶対値が2より小さい3つの相異なる実数解をもつ。

(2) α\alpha が f(x)=0f(x)=0 の解ならば、g(α)g(\alpha) も f(x)=0f(x)=0 の解となる。

(3) f(x)=0f(x)=0 の解を小さい順に α1,α2,α3\alpha_1,\alpha_2,\alpha_3 とすれば、 g(α1)=α3,g(α2)=α1,g(α3)=α2g(\alpha_1)=\alpha_3,\qquad g(\alpha_2)=\alpha_1,\qquad g(\alpha_3)=\alpha_2 となる。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)f(x)=0(1) f(x)=0の根は(-2,-1),(0,1),(1,2)に各1つで、これらが全ての根。 (2)f(α)=0(2) f(α)=0ならf(g(α))=0f(g(α))=0。 (3)g(α1)=α3,g(α2)=α1,g(α3)=α2(3) g(α1)=α3, g(α2)=α1, g(α3)=α2。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)f(−2)=−1, f(−1)=3, f(0)=1, f(1)=−1, f(2)=3f(-2)=-1,\ f(-1)=3,\ f(0)=1,\ f(1)=-1,\ f(2)=3。多項式 ff は連続であるから、中間値の定理により (−2,−1),(0,1),(1,2)(-2,-1),(0,1),(1,2) の各区間に少なくとも1つずつ根がある。これらの区間は互いに交わらない。ff は3次式なので、因数定理より相異なる根は高々3個である。したがって各区間に根はちょうど1個ずつあり、これら以外に根はない。全ての根は (−2,2)(-2,2) にあるので、絶対値は2より小さい。

(2)f(α)=0f(\alpha)=0 とすると α3=3α−1\alpha^3=3\alpha-1 である。また、α4=αα3=3α2−α\alpha^4=\alpha\alpha^3=3\alpha^2-\alpha、α6=(α3)2=(3α−1)2=9α2−6α+1\alpha^6=(\alpha^3)^2=(3\alpha-1)^2=9\alpha^2-6\alpha+1 だから、 f(g(α))=(α2−2)3−3(α2−2)+1=α6−6α4+9α2−1=(9α2−6α+1)−6(3α2−α)+9α2−1=0.\begin{aligned} f(g(\alpha))&=(\alpha^2-2)^3-3(\alpha^2-2)+1\\ &=\alpha^6-6\alpha^4+9\alpha^2-1\\ &=(9\alpha^2-6\alpha+1)-6(3\alpha^2-\alpha)+9\alpha^2-1=0. \end{aligned} したがって g(α)g(\alpha) も f(x)=0f(x)=0 の根である。

(3)1<3<21<\sqrt3<2 であり、f(−3)=f(3)=1f(-\sqrt3)=f(\sqrt3)=1。f(−2)<0<f(−3)f(-2)<0<f(-\sqrt3) だから、(1)で (−2,−1)(-2,-1) にただ1つある根 α1\alpha_1 は −2<α1<−3-2<\alpha_1<-\sqrt3 を満たす。よって 1<α12−2<21<\alpha_1^2-2<2。 (2)より g(α1)g(\alpha_1) は根であり、(1,2)(1,2) にある根は α3\alpha_3 だけなので、g(α1)=α3g(\alpha_1)=\alpha_3。

また、0<α2<10<\alpha_2<1 より −2<α22−2<−1-2<\alpha_2^2-2<-1。g(α2)g(\alpha_2) は根であるから、(−2,−1)(-2,-1) にある唯一の根 α1\alpha_1 に等しく、g(α2)=α1g(\alpha_2)=\alpha_1。

さらに、f(1)<0<f(3)f(1)<0<f(\sqrt3) だから、(1,2)(1,2) にある唯一の根 α3\alpha_3 は 1<α3<31<\alpha_3<\sqrt3 を満たす。よって −1<α32−2<1-1<\alpha_3^2-2<1。g(α3)g(\alpha_3) は根であり、(−1,1)(-1,1) にある根は α2\alpha_2 だけなので、g(α3)=α2g(\alpha_3)=\alpha_2。以上より所定の関係を得る。

この問題で使う考え方

  • 高次方程式
  • 剰余・因数定理
  • 関数の連続性

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