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神戸大学/2009年度/前期

神戸大学 2009年 数学 第3問解答・解説

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1問題

神戸大学2009年度第3問

aa を 0≦a<π2\displaystyle 0\leq a<\frac{\pi}{2} の範囲にある実数とする。2つの直線 x=0x=0、x=π2\displaystyle x=\frac{\pi}{2} および2つの曲線 y=cos⁡(x−a)y=\cos(x-a)、y=−cos⁡xy=-\cos x によって囲まれる図形を GG とする。このとき、以下の問に答えよ。(配点30点)

(1) 図形 GG の面積を SS とする。SS を aa を用いた式で表せ。

(2) aa が 0≦a<π2\displaystyle 0\leq a<\frac{\pi}{2} の範囲を動くとき、SS を最大にするような aa の値と、そのときの SS の値を求めよ。

(3) 図形 GG を xx 軸の周りに1回転させてできる立体の体積を VV とする。VV を aa を用いた式で表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)S=1+sin⁡a+cos⁡a.(1)\quad S=1+\sin a+\cos a.
    (2)a=π4,Smax⁡=1+2.\displaystyle (2)\quad a=\frac{\pi}{4},\quad S_{\max}=1+\sqrt{2}.
    (3)V=π24+π4(2sin⁡a+sin⁡2a).\displaystyle (3)\quad V=\frac{\pi^2}{4}+\frac{\pi}{4}(2\sin a+\sin 2a).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 0≦\le x≦\leπ2\displaystyle \frac{\pi}{2} において cos⁡\cos(x-a)+cos⁡\cos x=2cos⁡\cosa2\displaystyle \frac a2cos⁡\cos(x−a2)\displaystyle \left(x-\frac a2\right)≧\ge0 である。したがって上側の曲線は y=cos⁡\cos(x-a)、下側の曲線は y=-cos⁡\cos x である。よって S=∫0π/2{cos⁡(x−a)+cos⁡x} dx=[sin⁡(x−a)+sin⁡x]0π/2=1+sin⁡a+cos⁡a.\displaystyle \begin{aligned} S&=\int_0^{\pi/2}\{\cos(x-a)+\cos x\}\,dx\\ &=[\sin(x-a)+\sin x]_0^{\pi/2}\\ &=1+\sin a+\cos a. \end{aligned}

(2) 加法定理より sin⁡\sin a+cos⁡\cos a=2\sqrt2sin⁡\sin(a+π4)\displaystyle \left(a+\frac{\pi}{4}\right)≦\le2\sqrt2. 等号は a+π4\displaystyle \frac{\pi}{4}=π2\displaystyle \frac{\pi}{2}、すなわち a=π4\displaystyle \frac{\pi}{4} のときに成り立ち、この値は指定範囲内にある。したがって S の最大値は 1+2\sqrt2 である。

(3) y=cos⁡\cos(x-a)≧\ge0、-cos⁡\cos x≦\le0 だから、各 x の縦線分は x 軸を含む。これを x 軸の周りに回転した断面は、半径が cos⁡\cos(x-a) と cos⁡\cos x の大きい方を半径とする円板である。また cos⁡\cos(x-a)-cos⁡\cos x=2sin⁡\sina2\displaystyle \frac a2sin⁡\sin(x−a2)\displaystyle \left(x-\frac a2\right) より、0≦\le x≦\lea2\displaystyle \frac a2 では cos⁡\cos x≧\gecos⁡\cos(x-a)、a2\displaystyle \frac a2≦\le x≦\leπ2\displaystyle \frac{\pi}{2} では cos⁡\cos(x-a)≧\gecos⁡\cos x となる(a=0 の場合も積分式はそのまま成り立つ)。ゆえに V=π(∫0a/2cos⁡2x dx+∫a/2π/2cos⁡2(x−a) dx)=π(a4+sin⁡a4+π4−a4+sin⁡2a+sin⁡a4)=π24+π4(2sin⁡a+sin⁡2a).\displaystyle \begin{aligned} V&=\pi\left(\int_0^{a/2}\cos^2x\,dx+\int_{a/2}^{\pi/2}\cos^2(x-a)\,dx\right)\\ &=\pi\left(\frac a4+\frac{\sin a}{4}+\frac{\pi}{4}-\frac a4+\frac{\sin2a+\sin a}{4}\right)\\ &=\frac{\pi^2}{4}+\frac{\pi}{4}(2\sin a+\sin2a). \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 三角関数の加法定理
  • 三角関数の合成
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 曲線で囲まれた面積
  • 定積分による体積

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