本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

神戸大学/2010年度/前期

神戸大学 2010年 数学 第3問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

神戸大学2010年度第3問

f(x)=log⁡xx,g(x)=2log⁡xx2 (x>0)\displaystyle f(x)=\frac{\log x}{x},\quad g(x)=\frac{2\log x}{x^{2}}\ (x>0) とする。以下の問に答えよ。ただし、自然対数の底 ee について、e=2.718⋯e=2.718\cdots であること、lim⁡x→∞log⁡xx=0\displaystyle \lim\limits _{x\to\infty}\frac{\log x}{x}=0 であることを証明なしで用いてよい。(配点30点)

(1) 2曲線 y=f(x)y=f(x) と y=g(x)y=g(x) の共有点の座標をすべて求めよ。

(2) 区間 x>0x>0 において、関数 y=f(x)y=f(x) と y=g(x)y=g(x) の増減、極値を調べ、2曲線 y=f(x), y=g(x)y=f(x),\ y=g(x) のグラフの概形をかけ。グラフの変曲点は求めなくてよい。

(3) 区間 1≦x≦e1\leq x\leq e において、2曲線 y=f(x)y=f(x) と y=g(x)y=g(x)、および直線 x=ex=e で囲まれた図形の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  (1,0), (2,log⁡22).\displaystyle (1)\;(1,0),\space{}\left(2,\dfrac{\log2}{2}\right).
    (2)  fmax⁡=gmax⁡=1e\displaystyle (2)\;f_{\max}=g_{\max}=\dfrac1e at x=e,ex=e,\sqrt e respectively.
    (3)  12+4e−2log⁡2−(log⁡2)2.\displaystyle (3)\;\dfrac12+\dfrac4e-2\log2-(\log2)^2.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) f(x)=g(x)f(x)=g(x) より log⁡xx=2log⁡xx2すなわち(x−2)log⁡x=0.\displaystyle \frac{\log x}{x}=\frac{2\log x}{x^2} \quad\text{すなわち}\quad (x-2)\log x=0. x>0x>0 なので、解は x=1,2x=1,2 である。対応する yy 座標は f(1)=0f(1)=0、f(2)=log⁡22\displaystyle f(2)=\dfrac{\log2}{2} だから、共有点は (1,0),(2,log⁡22)\displaystyle (1,0),\qquad\left(2,\frac{\log2}{2}\right) である。

(2) 微分すると f′(x)=1−log⁡xx2,g′(x)=2(1−2log⁡x)x3.\displaystyle f'(x)=\frac{1-\log x}{x^2},\qquad g'(x)=\frac{2(1-2\log x)}{x^3}. 分母は x>0x>0 で正であるから、ff は 0<x<e0<x<e で増加し、x>ex>e で減少する。したがって x=ex=e で極大値 f(e)=1/ef(e)=1/e をとる。また、gg は 0<x<e0<x<\sqrt e で増加し、x>ex>\sqrt e で減少するので、x=ex=\sqrt e で極大値 g(e)=2log⁡ee=1e\displaystyle g(\sqrt e)=\frac{2\log\sqrt e}{e}=\frac1e をとる。

x→0+x\to0+ では f(x),g(x)→−∞f(x),g(x)\to-\infty。また、問題文の極限と g(x)=2log⁡xx1x\displaystyle g(x)=2\dfrac{\log x}{x}\dfrac1x より、x→∞x\to\infty で両関数は 00 に収束し、十分大きい xx で正である。さらに f(x)−g(x)=(x−2)log⁡xx2\displaystyle f(x)-g(x)=\frac{(x-2)\log x}{x^2} だから、0<x<10<x<1 と x>2x>2 では f(x)>g(x)f(x)>g(x)、1<x<21<x<2 では f(x)<g(x)f(x)<g(x) である。したがって、両曲線は (1,0)(1,0)、(2,log⁡22)\displaystyle \left(2,\frac{\log2}{2}\right) で交わる。概形は、両方とも左端で −∞-\infty に下がり、(1,0)(1,0) を通る。gg は (e,1/e)(\sqrt e,1/e) で極大となって減少し、ff はその後も増加して (e,1/e)(e,1/e) で極大となり、ともに右端で 00 に近づく形である。

(3) (2)の大小関係から、求める面積は ∫12{g(x)−f(x)} dx+∫2e{f(x)−g(x)} dx\displaystyle \int_1^2\{g(x)-f(x)\}\,dx+\int_2^e\{f(x)-g(x)\}\,dx である。ここで ∫log⁡xx dx=12(log⁡x)2,∫2log⁡xx2 dx=−2(log⁡x+1)x\displaystyle \int\frac{\log x}{x}\,dx=\frac12(\log x)^2, \qquad \int\frac{2\log x}{x^2}\,dx=-\frac{2(\log x+1)}x である。よって、L=log⁡2L=\log2 とおくと ∫12(g−f) dx=1−L−L22,∫2e(f−g) dx=−12+4e−L−L22.\displaystyle \begin{aligned} \int_1^2(g-f)\,dx&=1-L-\frac{L^2}{2},\\ \int_2^e(f-g)\,dx&=-\frac12+\frac4e-L-\frac{L^2}{2}. \end{aligned} 以上より、面積は 12+4e−2log⁡2−(log⁡2)2.\displaystyle \boxed{\frac12+\frac4e-2\log2-(\log2)^2}.

この問題で使う考え方

  • 対数関数のグラフ・増減
  • 指数・対数関数の微分
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 関数の極限
  • 不定積分・定積分の性質
  • 部分積分法

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。