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神戸大学/2021年度/前期

神戸大学 2021年 数学 第4問解答・解説

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1問題

神戸大学2021年度第4問

mm を実数とする。座標平面上の放物線 y=x2y=x^2 と直線 y=mx+1y=mx+1 の共有点を A,BA,B とし,原点を OO とする。以下の問に答えよ。(配点30点)

(1) ∠AOB=π2\displaystyle \angle AOB=\frac{\pi}{2} が成り立つことを示せ。

(2) 3点 A,B,OA,B,O を通る円の方程式を求めよ。

(3) 放物線 y=x2y=x^2 と (2) の円が A,B,OA,B,O 以外の共有点をもたないような mm の値をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

交点のx座標の二次方程式とその根の和・積を使い、円の係数を決定する。最後に放物線と円の共有点方程式を因数分解し、追加候補点がO、A、Bのどれかと一致する条件を判定する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ∠AOB=π2.\displaystyle \angle AOB=\frac{\pi}{2}.\quad (2) x2+y2−mx−(m2+2)y=0.x^2+y^2-mx-(m^2+2)y=0.\quad (3) m=0,  m=±12.\displaystyle m=0,\;m=\pm\frac{1}{\sqrt{2}}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 共有点の xx 座標を α,β\alpha,\beta とすると、α,β\alpha,\beta は x2−mx−1=0x^2-mx-1=0 の相異なる実数解である。実際、判別式は m2+4>0m^2+4>0 であり、αβ=−1\alpha\beta=-1 だから両方とも 00 ではない。したがって A=(α,α2), B=(β,β2)A=(\alpha,\alpha^2),\ B=(\beta,\beta^2) であり、OA→⋅OB→=αβ+α2β2=−1+1=0\overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OB}=\alpha\beta+\alpha^2\beta^2=-1+1=0。両ベクトルは零ベクトルでないので直交し、∠AOB=π2\displaystyle \angle AOB=\frac{\pi}{2}。

(2) 原点を通る円を x2+y2+ux+vy=0x^2+y^2+ux+vy=0 とおく。放物線上では y=x2y=x^2 なので、この円上にあるための条件は x{x3+(v+1)x+u}=0x\{x^3+(v+1)x+u\}=0 である。α,β≠0\alpha,\beta\ne0 より、α,β\alpha,\beta は x3+(v+1)x+u=0x^3+(v+1)x+u=0 の解でもある。この三次式は x2x^2 の係数が 00 だから、x2−mx−1=(x−α)(x−β)x^2-mx-1=(x-\alpha)(x-\beta) を用いると x3+(v+1)x+u=(x2−mx−1)(x+m)=x3−(m2+1)x−mx^3+(v+1)x+u=(x^2-mx-1)(x+m)=x^3-(m^2+1)x-m と定まる。係数を比較して u=−m, v=−m2−2u=-m,\ v=-m^2-2。よって求める円は x2+y2−mx−(m2+2)y=0x^2+y^2-mx-(m^2+2)y=0。

(3) 放物線 y=x2y=x^2 とこの円の共有点の xx 座標は x4−(m2+1)x2−mx=0x^4-(m^2+1)x^2-mx=0、すなわち x(x2−mx−1)(x+m)=0x(x^2-mx-1)(x+m)=0 を満たす。最初の三つの根 0,α,β0,\alpha,\beta はそれぞれ O,A,BO,A,B に対応する。残る候補は P=(−m,m2)P=(-m,m^2) である。m=0m=0 なら P=OP=O となる。また m≠0m\ne0 のとき、PP が AA または BB と一致する条件は −m-m が x2−mx−1=0x^2-mx-1=0 の解となることであり、(−m)2−m(−m)−1=2m2−1=0(-m)^2-m(-m)-1=2m^2-1=0、すなわち m=±12\displaystyle m=\pm\frac{1}{\sqrt{2}} である。これらの場合に限り、余分な候補点も O,A,BO,A,B のいずれかと一致する。したがって答えは m=0, m=±12\displaystyle m=0,\ m=\pm\frac{1}{\sqrt{2}}。

この問題で使う考え方

  • 二次方程式とグラフ
  • 二次方程式の判別式
  • 解と係数の関係
  • 円の方程式
  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積

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