高知大学/2015年度/前期
高知大学 2015年 数学 第2問解答・解説
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1問題
関数 を考える。ただし, は正の整数で, は実数である。次の問いに答えよ。
(1) および のとき,常に であることを示せ。
(2) すべての に対し,常に であることを示せ。
(3) であることを示せ。
(4) であれば, はすべて等しいことを示せ。
(100点)
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) では 。(2) 任意の正整数 で同じ恒等式より 。(3) とすると より 。(4) 等号ならこの平方和が0となるので各 、したがってすべて等しい。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
本問で とおく。関数の式を各項に分けて展開すると 従って が成り立つ。
(1) の場合、(*)は を与える。 の場合も 平方の和なので、いずれも任意の実数 について示された。
(2) 任意の正整数 と任意の実数 に対して、(*)の右辺は平方の和である。よって 。
(3) (2)の不等式に を代入する。 は正整数なのでこの値は定まる。 より 、すなわち を得る。
(4) とする。(3)で計算した値は となる。一方、(*)より 各項は0以上なので、この和が0であるためには各項が0でなければならない。したがって全ての について であり、 はすべて等しい。
、 とおく。展開により が任意の正整数 、実数 で成り立つ。(1) ではそれぞれ1個または2個の平方の和なので 。(2) 一般の でも平方の和だから 。(3) を代入すると 。 なので両辺に を掛けて を得る。(4) なら 。恒等式から であり、非負の平方の和が0なら各項が0だから がすべての で成り立つ。よって全ての は等しい。
この問題で使う考え方
- 平方和への恒等変形
- 平均値の代入
- 平方和の等号条件
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