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高知大学/2018年度/前期

高知大学 2018年 数学 第1問解答・解説

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1問題

高知大学2018年度第1問

f(x)=x2+x+105f(x)=x^{2}+x+105 とおく。数列 {an}\{a_n\} を a1=52,an+1=f(an)(n=1,2,3,…)a_1=52,\quad a_{n+1}=f(a_n)\quad(n=1,2,3,\ldots) で定める。このとき,次の問いに答えよ。(100点)

(1) xx が7で割ると3余るような整数のとき,f(x)f(x) を7で割った余りは5であることを示せ。

(2) n>4n>4 のとき,ana_n は7の倍数であることを示せ。

(3) n>4n>4 のとき,ana_n を5で割ったときの余りを求めよ。

(4) n>4n>4 のとき,an+1a_{n+1} と ana_n の最大公約数は21に等しいことを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 余り 5\quad 5\quad 。 (2) n>4\quad n>4\quad なら 7∣an\quad 7\mid a_n\quad 。 (3) 奇数 n\quad n\quad は余り 2\quad 2\quad 、偶数 n\quad n\quad は余り 1\quad 1\quad (mod 5)。 (4) n>4\quad n>4\quad なら gcd⁡(an+1,an)=21\quad \gcd(a_{n+1},a_n)=21\quad 。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

f(x)=x2+x+105,a1=52,an+1=f(an).(1)x=7k+3したがってf(x)=49k2+49k+117=7(7k2+7k+16)+5.(2)f(x)≡x2+x(mod7),a1≡3→a2≡5→a3≡2→a4≡6→a5≡0(mod7),02+0≡0(mod7)したがってan≡0(mod7)(n≧5).(3)f(x)≡x2+x(mod5),2→1→2→1→⋯ ,an≡{2(mod5)(n 奇数)1(mod5)(n 偶数).(4)d=gcd⁡(an+1,an)∣(an+1−an(an+1))=105.f(x)≡x2+x(mod3):1→2→0→0→⋯ ,3∣an,7∣an(n≧5),∴21∣d.5∤anしたがって5∤d.d∣105,21∣d,5∤dしたがってd=21(n>4).\begin{aligned} &f(x)=x^2+x+105,\quad a_1=52,\quad a_{n+1}=f(a_n).\\[2pt] \text{(1)}\quad & x=7k+3\text{したがって} f(x)=49k^2+49k+117\\ &=7(7k^2+7k+16)+5.\\[2pt] \text{(2)}\quad & f(x)\equiv x^2+x\pmod7,\\ &a_1\equiv3\to a_2\equiv5\to a_3\equiv2\to a_4\equiv6\to a_5\equiv0\pmod7,\\ &0^2+0\equiv0\pmod7\text{したがって} a_n\equiv0\pmod7\quad(n\ge5).\\[2pt] \text{(3)}\quad & f(x)\equiv x^2+x\pmod5,\quad 2\to1\to2\to1\to\cdots,\\ &a_n\equiv\begin{cases}2\pmod5&(n\text{ 奇数})\\1\pmod5&(n\text{ 偶数}).\end{cases}\\[2pt] \text{(4)}\quad & d=\gcd(a_{n+1},a_n)\mid(a_{n+1}-a_n(a_n+1))=105.\\ &f(x)\equiv x^2+x\pmod3:\quad1\to2\to0\to0\to\cdots,\\ &3\mid a_n,\quad7\mid a_n\quad(n\ge5),\quad\therefore21\mid d.\\ &5\nmid a_n\text{したがって}5\nmid d.\\ &d\mid105,\quad21\mid d,\quad5\nmid d\text{したがって} d=21\quad(n>4). \end{aligned}

各法 m=7,5,3m=7,5,3 で漸化式は an+1≡an2+an(modm)a_{n+1}\equiv a_n^2+a_n\pmod m と簡約できる。mod 7 の剰余軌道は 3,5,2,6,0,0,…3,5,2,6,0,0,\ldots なので n≧5n\ge5 で7の倍数。mod 5 は 2,12,1 の交互列。mod 3 は 1,2,0,0,…1,2,0,0,\ldots で n≧3n\ge3 で3の倍数。よって n>4n>4 では連続項がともに21の倍数。さらに両項の最大公約数は差から105の約数で、mod 5 により5を因数に持たないため21と確定する。

この問題で使う考え方

  • 合同式による剰余軌道
  • 不動剰余類による帰納
  • 最大公約数の除法性

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