s=sinθ とおく。0≦θ≦π より 0≦s≦1 であり、判別式は D=(−4cosθ)2−4⋅2⋅3sinθ=16(1−s2)−24s=−8(2s−1)(s+2).
(1) 実係数の二次方程式が非実の解をもつ条件は D<0 である。s+2>0 よりこれは s>21 と同値。0≦θ≦π では 6π<θ<65π.
(2) 異なる2つの正の解をもつ必要十分条件は、D>0 に加え、解の和と積がともに正であること。解の和と積はそれぞれ 2cosθ,23sinθ である。従って必要十分条件は sinθ<21、cosθ>0、sinθ>0。これを 0≦θ≦π と合わせると 0<θ<6π.
(3) 非実根を z=p+qi とおく。ただし p,q は実数、q=0。係数が実数なので他方の根は p−qi であり、解と係数の関係から p=cosθ,p2+q2=23sinθ. また z3=(p3−3pq2)+iq(3p2−q2). z3 が実数という条件は虚部が0であること。q=0 だから q2=3p2。従って p=0 で、 p2+q2=4p2=4cos2θ=23sinθ. s=sinθ として整理すると 8s2+3s−8=0。0≦s≦1 を満たす解は sinθ=16265−3 のみである。この値は 1/2 より大きく、非実根の条件とも一致する。
0≦θ≦π なので s=sinθ は 0≦s≦1。判別式は D=16cos2θ−24sinθ=16(1−s2)−24s=−8(2s−1)(s+2)。
(1) 実係数二次方程式が非実の虚数解をもつ条件は D<0。s+2>0 なので D<0 であるための必要十分条件は s>21 である。範囲 0≦θ≦π で sinθ>21 となるのは 6π<θ<65π。
(2) 異なる2実根がともに正となるための必要十分条件は、D>0、解の和が正、解の積が正であること。解と係数の関係から和は 2cosθ、積は 23sinθ。よって sinθ<21、cosθ>0、sinθ>0 を同時に満たす必要がある。これらを 0≦θ≦π と交わらせると 0<θ<6π。
(3) 非実根を z=p+qi とする(p,qは実数、q=0)。実係数なので根は共役 p−qi であり、解と係数の関係から p=cosθ、p2+q2=23sinθ。z3の虚部は q(3p2−q2) だから、z3が実数となるには q2=3p2。従って p=0で p2+q2=4p2=4cos2θ。これを積と等置して 4cos2θ=23sinθ、すなわち 8(1−s2)=3s。 よって 8s2+3s−8=0。0≦s≦1を満たす解は s=16265−3 のみ。これは s>21 なので非実根という前提とも整合する。