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愛媛大学/2014年度/前期

愛媛大学 2014年 数学 第6問解答・解説

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1問題

愛媛大学2014年度第6問

大問6(理学部・工学部(環境建設工学科社会デザインコースを除く)・医学部)

nn は自然数、mm は整数、k, α, βk,\ \alpha,\ \beta は実数とする。

(1) α≧1, β≧1\alpha\geq1,\ \beta\geq1 のとき、αβ≧α+β−1\alpha\beta\geq\alpha+\beta-1 が成り立つことを示せ。

(2) xx に関する2次方程式 x2−mx+k=0x^{2}-mx+k=0 の2つの解を p, qp,\ q とする。pp が整数ならば、qq と kk も整数であることを示せ。

(3) xx に関する2次方程式 x2−n2x+n=0x^{2}-n^{2}x+n=0 は、整数の解をもたないことを示せ。

(4) xx に関する2次方程式 x2−(n−2)2x+n=0x^{2}-(n-2)^{2}x+n=0 が整数の解をもつとき、nn の値とその解をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) (α−1)(β−1)≧0(\alpha-1)(\beta-1)\ge0 より αβ≧α+β−1\alpha\beta\ge\alpha+\beta-1。 (2) q=m−p, k=pqq=m-p,\ k=pq なのでq,kは整数。(3) 整数解があると仮定すると(2)より2解p,qは整数、積pq=n>0、和p+q=n²>0なので正。 (1)からn=pq≧p+q−1=n2−1n=pq\ge p+q-1=n^2-1、n≧2で矛盾。n=1では和1・積1となる整数p,qがない。(4) 整数解があれば2解p,qは整数。n=2は和0・積2で不可能。n≠2ではp,q>0で、(1)より n=pq≧p+q−1=(n−2)²−1。ゆえに n2−5n+3≦0n^2-5n+3\le0、整数nは1,2,3,4。n=1,3は判別式負。n=4では(x−2)²=0。従って n=4n=4、整数解 x=2x=2(二重解)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) α,β≧1 から α−1,β−1≧0 なので (α−1)(β−1)≧0。展開して αβ−α−β+1≧0。(2) 解と係数の関係から p+q=mp+q=m、pq=k。p,mが整数なので q=m−p は整数で、k=pq も整数。(3) 整数解pを仮定すると(2)から他方の解qも整数。pq=n>0pq=n>0、p+q=n2>0p+q=n^2>0 から p,q はともに正。すると(1)を α=p,β=q として n=pq≧p+q−1=n2−1n=pq\ge p+q-1=n^2-1。n≧2なら n²−n−1>0 となり矛盾。n=1では和1・積1を満たす整数p,qは存在しない。(4) 整数解pがあると(2)からqも整数。n=2は和0、積2で実数整数解を持たない。n≠2では和(n−2)²>0、積n>0だからp,qは正。再び(1)より n=pq≧p+q−1=(n−2)²−1。整理すると n2−5n+3≦0n^2-5n+3\le0。二次式の根は (5±√13)/2 で、正の整数nの候補は1,2,3,4。2は既述のとおり不可能。n=1,3では判別式D=(n−2)^4−4n がそれぞれ −3,−11 と負。n=4では x2−4x+4=(x−2)2x^2-4x+4=(x-2)^2 となる。従って答えは n=4n=4、解 x=2x=2。

この問題で使う考え方

  • 解と係数の関係
  • 不等式
  • 判別式

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