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熊本大学/2001年度/前期

熊本大学 2001年 数学 第2問解答・解説

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1問題

熊本大学2001年度第2問

座標平面上の点 Pn(n,1)P_n(n,1),n=1,2,…n=1,2,\ldots に対して,点 P1P_1 から原点 OO と点 Pn (n≧2)P_n\ (n\geq2) を通る直線へ下ろした垂線を P1QnP_1Q_n とし,2つのベクトル OP1→\overrightarrow{OP_1},QnP1→\overrightarrow{Q_nP_1} のなす角を θn\theta_n とする。このとき,次の問いに答えよ。

(1) ベクトル QnP1→\overrightarrow{Q_nP_1} の成分を求めよ。

(2) cos⁡θn\cos\theta_n を求めよ。

(3) tan⁡θn<1.01\tan\theta_n<1.01 をみたす最小の nn の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) QnP1→=(−n−1n2+1,n(n−1)n2+1)\displaystyle \quad \overrightarrow{Q_nP_1}=\left(-\frac{n-1}{n^2+1},\frac{n(n-1)}{n^2+1}\right)\quad . (2) cos⁡θn=n−12(n2+1)\displaystyle \quad \cos\theta_n=\frac{n-1}{\sqrt{2(n^2+1)}}\quad . (3) 最小値 n=202\quad n=202\quad .

3解答

解答を見る途中式つきの解答

Qn=(nt,t)Q_n=(nt,t) とおく。QnP1→=(1−nt,1−t)\overrightarrow{Q_nP_1}=(1-nt,1-t) と OPn→=(n,1)\overrightarrow{OP_n}=(n,1) は垂直なので n(1−nt)+(1−t)=0n(1-nt)+(1-t)=0、よって t=(n+1)/(n2+1)t=(n+1)/(n^2+1)。これから QnP1→=(−n−1n2+1,n(n−1)n2+1)\displaystyle \overrightarrow{Q_nP_1}=\left(-\frac{n-1}{n^2+1},\frac{n(n-1)}{n^2+1}\right)。

n≧2n\ge2 で内積と長さを用いると cos⁡θn=n−12(n2+1)>0\displaystyle \cos\theta_n=\frac{n-1}{\sqrt{2(n^2+1)}}>0、sin⁡θn=n+12(n2+1)\displaystyle \sin\theta_n=\frac{n+1}{\sqrt{2(n^2+1)}}。従って tan⁡θn=n+1n−1\displaystyle \tan\theta_n=\frac{n+1}{n-1}。

n+1n−1<1.01\displaystyle \frac{n+1}{n-1}<1.01 は 100(n+1)<101(n−1)100(n+1)<101(n-1)、すなわち n>201n>201 と同値。最小の整数は 202202。

垂線の足を直線上の座標で置き、内積0から射影点を求めて角と不等式を計算。

この問題で使う考え方

  • 座標表示
  • 内積による垂直条件
  • 三角比の相互関係
  • 整数不等式

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