熊本大学/2008年度/前期
熊本大学 2008年 数学 第3問解答・解説
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1問題
直線 を とする。また、行列 とする。直線 上の各点は が表す移動によって 上の点に移るとする。以下の問いに答えよ。
(1) の値を求め、 を を用いて表せ。
(2) ならば、直線 上の点 で、 が表す移動によって 自身に移るものが存在することを示せ。
(3) 直線 上の各点 は が表す移動によって と異なる 上の点に移るとする。 の値を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
直線上の点をとおくと、その点の移動後の座標は である。移動後も上にあるから、すべての実数についてが成り立つ。したがって であり、係数を比較して、を得る。よって したがって、(1)の答えはである。
(2) 点が移動によって自身に移るための条件は、第一座標についてとなることである。この条件は である。ならばなので、と定められる。このとき この点の移動後の第一座標はであり、移動後の点は上にあるので第二座標もである。ゆえに、このは自身に移る。
(3) すべての点が自身とは異なる点に移るためには、固定点の条件が実数について解をもたないことが必要十分である。一次方程式が解をもたないのは、左辺の係数がで定数項がでない場合に限るから、かつである。よってであり、(1)の関係からとなる。このときなので、確かにどのも自身とは異なる点に移る。
この問題で使う考え方
- 成分比較
- 一次方程式による固定点判定
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