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群馬大学/2009年度

群馬大学 2009年 数学 第2問解答・解説

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1問題

群馬大学2009年度第2問

行列 A=(abcd)A = \begin{pmatrix} a & b \\ c & d \end{pmatrix} が A≠−EA \neq -E で A2=EA^{2} = E を満たすとする。A で表される一次変換によって直線 y=2x+1y = 2x + 1 が直線 y=2x+k(k≠1)y = 2x + k (k \neq 1) に移されるとき, a, c, d を b で表し, k の値を求めよ。ただし E は単位行列とする。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

2×2行列の成分条件と直線上の点の像を直接比較する。a+dの零・非零で場合分けし、除外条件A≠−Eとk≠1を用いて係数と像の直線を確定する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • a=1−2b,c=4−4b,d=2b−1(b∈R),k=−1\boxed{a=1-2b,\quad c=4-4b,\quad d=2b-1\quad(b\in\mathbb R),\qquad k=-1}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

A2=EA^2=E を成分ごとに書くと a2+bc=1,b(a+d)=0,c(a+d)=0,d2+bc=1.a^2+bc=1,\qquad b(a+d)=0,\qquad c(a+d)=0,\qquad d^2+bc=1. また、元の直線上の点 (x,2x+1)(x,2x+1) の像を (x′,y′)(x',y') とすると x′=(a+2b)x+b,y′=(c+2d)x+d.x'=(a+2b)x+b,\qquad y'=(c+2d)x+d. これが直線 y′=2x′+ky'=2x'+k 上を動くための条件は c+2d=2a+4b,k=d−2b.c+2d=2a+4b,\qquad k=d-2b.

まず a+d≠0a+d\ne0 と仮定すると、b(a+d)=c(a+d)=0b(a+d)=c(a+d)=0 から b=c=0b=c=0 であり、a2=d2=1a^2=d^2=1 となる。直線の傾きの条件は 2d=2a2d=2a だから a=da=d、従って A=EA=E または A=−EA=-E である。A=EA=E なら k=1k=1 となり条件に反し、A=−EA=-E は仮定で除かれている。よってこの場合は起こらず、a+d=0a+d=0 である。

そこで d=−ad=-a とおくと、傾きの条件から c−2a=2a+4b,c=4(a+b).c-2a=2a+4b,\qquad c=4(a+b). これを a2+bc=1a^2+bc=1 に代入すると a2+4b(a+b)=1すなわち(a+2b)2=1.a^2+4b(a+b)=1\quad\text{すなわち}\quad(a+2b)^2=1. 一方 k=d−2b=−a−2bk=d-2b=-a-2b であるから、k≠1k\ne1 より a+2b=1a+2b=1、従って k=−1k=-1 である。よって a=1−2b,c=4−4b,d=2b−1.a=1-2b,\qquad c=4-4b,\qquad d=2b-1. これらを成分条件に代入すると任意の実数 bb について A2=EA^2=E が成り立ち、a+d=0a+d=0 なので A≠−EA\ne-E である。また像の式は x′=x+bx'=x+b, y′=2x+2b−1=2x′−1y'=2x+2b-1=2x'-1 となり、確かに直線 y=2x−1y=2x-1 に移る。

この問題で使う考え方

  • 行列を用いた表現
  • 直線の方程式

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