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熊本大学/2011年度/前期

熊本大学 2011年 数学 第1問解答・解説

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1問題

熊本大学2011年度第1問

x,yx,y を整数とするとき,以下の問いに答えよ。   (問1) x5−xx^{5}-x は30の倍数であることを示せ。   (問2) x5y−xy5x^{5}y-xy^{5} は30の倍数であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

問1では因数分解して6と5の倍数であることを別々に示し、問2では問1の式を組み合わせる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (問1)30∣x5−x.\quad 30\mid x^5-x.\qquad (問2)30∣x5y−xy5.\quad 30\mid x^5y-xy^5.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(問1)  P(x)=x5−xP(x)=x^5-x とおくと, P(x)=x(x4−1)=x(x−1)(x+1)(x2+1).P(x)=x(x^4-1)=x(x-1)(x+1)(x^2+1). 連続する3整数 x−1,x,x+1x-1,x,x+1 の中には偶数と3の倍数がそれぞれ少なくとも1つある。したがって 6∣x(x−1)(x+1)6\mid x(x-1)(x+1) であり,6∣P(x)6\mid P(x) である。

一方,xx の5で割った余りは 0,1,2,3,40,1,2,3,4 のいずれかである。余りがそれぞれ 0,1,2,3,40,1,2,3,4 のとき,因数 x,x−1,x2+1,x2+1,x+1x,x-1,x^2+1,x^2+1,x+1 のうち対応するものが5の倍数となる。よって 5∣P(x)5\mid P(x) である。

P(x)=6qP(x)=6q(qq は整数)とおくと,5∣P(x)5\mid P(x) かつ 6≡1(mod5)6\equiv1\pmod5 より 5∣q5\mid q である。したがって P(x)=30rP(x)=30r(rr は整数)となり,x5−xx^5-x は30の倍数である。

(問2)  (問1)より,整数 a,ba,b を用いて x5−x=30ax^5-x=30a,y5−y=30by^5-y=30b と書ける。このとき x5y−xy5=y(x5−x)−x(y5−y)=30(ya−xb).x^5y-xy^5=y(x^5-x)-x(y^5-y)=30(ya-xb). ya−xbya-xb は整数なので,x5y−xy5x^5y-xy^5 は30の倍数である。

この問題で使う考え方

  • 約数・倍数

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