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熊本大学/2011年度/前期

熊本大学 2011年 数学 第4問解答・解説

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1問題

熊本大学2011年度第4問

xyzxyz 空間内の3点 P(0,0,1),Q(0,0,−1),R(t,t2−t+1,0)P(0,0,1),Q(0,0,-1),R(t,t^{2}-t+1,0) を考える。tt が 0≦t≦20\leq t\leq2 の範囲を動くとき,三角形 PQRPQR が通過してできる立体を KK とする。以下の問いに答えよ。

(問1) KK を xyxy 平面で切ったときの断面積を求めよ。

(問2) KK の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

三角形のxy平面断面を線分OR(t)の和として記述し、x方向の上下端を場合分けして面積を積分する。高さzの断面が中央断面の相似縮小であることから断面積を積分して体積を求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 4348 / \displaystyle \space{}\frac{43}{48}\space{}/\space{} (2) 4372\displaystyle \space{}\frac{43}{72}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(問1) xyxy平面上でKKが通過する部分をSSとする。O=(0,0)O=(0,0)とおくと、SSは線分OR(t)OR(t)の和であるから (x,y)=(λt,λ(t2−t+1)),0≦t≦2,0≦λ≦1.(x,y)=\bigl(\lambda t,\lambda(t^2-t+1)\bigr),\qquad 0\le t\le2,\quad0\le\lambda\le1. x>0x>0のときx=λtx=\lambda tよりx≦t≦2x\le t\le2、また y=xh(t),h(t)=t−1+1t.\displaystyle y=xh(t),\qquad h(t)=t-1+\frac1t. 0<u<v≦10<u<v\le1ならh(v)−h(u)=(v−u)(1−1/(uv))<0h(v)-h(u)=(v-u)(1-1/(uv))<0、1≦u<v1\le u<vならh(v)−h(u)>0h(v)-h(u)>0である。したがってhhは0<t≦10<t\le1で減少し、t≧1t\ge1で増加する。特にh(1)=1h(1)=1、h(2)=3/2h(2)=3/2である。0<x≦10<x\le1では最小値がh(1)=1h(1)=1、最大値はh(x)h(x)とh(2)h(2)の大きい方となる。また h(x)−h(2)=(2x−1)(x−2)2x,\displaystyle h(x)-h(2)=\frac{(2x-1)(x-2)}{2x}, より、最大値は0<x≦1/20<x\le1/2でh(x)h(x)、1/2≦x≦11/2\le x\le1でh(2)h(2)である。1≦x≦21\le x\le2ではhhが増加するから、h(x)≦h(t)≦h(2)h(x)\le h(t)\le h(2)となる。ゆえに各xxでのyyの範囲は {x≦y≦x2−x+1(0≦x≦1/2),x≦y≦3x/2(1/2≦x≦1),x2−x+1≦y≦3x/2(1≦x≦2).\begin{cases} x\le y\le x^2-x+1 &(0\le x\le1/2),\\ x\le y\le3x/2 &(1/2\le x\le1),\\ x^2-x+1\le y\le3x/2 &(1\le x\le2). \end{cases} x=0x=0ではt=0t=0から0≦y≦10\le y\le1を得るので、上の範囲の端点と一致する。したがって面積は [S]=∫01/2(x2−2x+1) dx+∫1/21x2 dx+∫12(−x2+52x−1) dx=724+316+512=4348.\displaystyle \begin{aligned} [S]&=\int_0^{1/2}(x^2-2x+1)\,dx+\int_{1/2}^1\frac{x}{2}\,dx+\int_1^2\left(-x^2+\frac52x-1\right)\,dx\\ &=\frac7{24}+\frac3{16}+\frac5{12}=\boxed{\frac{43}{48}}. \end{aligned} (問2) 高さzzが0≦z≦10\le z\le1の平面で切ると、各三角形の断面は軸上の点(0,0,z)(0,0,z)と辺PRPR上の点を結ぶ線分であり、そのxy座標はOR(t)OR(t)を1−z1-z倍した線分となる。−1≦z≦0-1\le z\le0でも同様に、軸上の点と辺QRQR上の点を結ぶ線分のxy座標はOR(t)OR(t)を1+z1+z倍したものとなる。したがって、高さzzでの断面積は A(z)=4348(1−∣z∣)2(−1≦z≦1).\displaystyle A(z)=\frac{43}{48}(1-|z|)^2\qquad(-1\le z\le1). よって Vol⁡(K)=∫−114348(1−∣z∣)2 dz=4324∫01(1−z)2 dz=4372.\displaystyle \operatorname{Vol}(K)=\int_{-1}^1\frac{43}{48}(1-|z|)^2\,dz=\frac{43}{24}\int_0^1(1-z)^2\,dz=\boxed{\frac{43}{72}}. z=±1z=\pm1では断面は一点となり面積は0、z=0z=0では問1の面積となることも倍率と一致する。

この問題で使う考え方

  • 空間図形の計量
  • 定積分
  • 定積分による面積
  • 定積分による体積

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