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熊本大学/2012年度/前期

熊本大学 2012年 数学 第1問解答・解説

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1問題

熊本大学2012年度第1問

n≧4n\geq 4 とする。(n−4)(n-4) 個の 1 と 4 個の −1-1 からなる数列 ak (k=1,2,…,n)a_{k}\ (k=1,2,\ldots,n) を考える。以下の問いに答えよ。  (問 1) このような数列 {ak}\{a_{k}\} は何通りあるか求めよ。  (問 2) 数列 {ak}\{a_{k}\} の初項から第 kk 項までの積を bk=a1a2⋯ak (k=1,2,…,n)b_{k}=a_{1}a_{2}\cdots a_{k}\ (k=1,2,\ldots,n) とおく。b1+b2+⋯+bnb_{1}+b_{2}+\cdots+b_{n} がとり得る値の最大値および最小値を求めよ。  (問 3) b1+b2+⋯+bnb_{1}+b_{2}+\cdots+b_{n} の最大値および最小値を与える数列 {ak}\{a_{k}\} はそれぞれ何通りあるか求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

採用解説: MM-f432b522ea1a-Q1 結論  (問 1) (n4)\displaystyle \binom{n}{4}通り  /  (問 2) 最大値 n-4, 最小値 4-n  /  (問 3) 最大値を与える数列 (n−22)\displaystyle \binom{n-2}{2}通り、最小値を与える数列 n-3通り    4個の −1-1 が現れる位置を 1≦i1<i2<i3<i4≦n1\leq i_1<i_2<i_3<i_4\leq n とする。

(問 1) 4個の位置を nn 個の位置から選べばよいから、数列の個数は (n4)\displaystyle \binom{n}{4} 通りである。

(問 2) bkb_k は、kk が i1,i2,i3,i4i_1,i_2,i_3,i_4 を越えるたびに符号が変わる。したがって、bkb_k は順に、i1−1i_1-1 個の +1+1、i2−i1i_2-i_1 個の −1-1、i3−i2i_3-i_2 個の +1+1、i4−i3i_4-i_3 個の −1-1、n−i4+1n-i_4+1 個の +1+1 となる。よって、S=b1+⋯+bnS=b_1+\cdots+b_n とおくと S=(i1−1)−(i2−i1)+(i3−i2)−(i4−i3)+(n−i4+1)=n−2{(i2−i1)+(i4−i3)}.\begin{aligned}S&=(i_1-1)-(i_2-i_1)+(i_3-i_2)-(i_4-i_3)+(n-i_4+1)\\&=n-2\bigl\{(i_2-i_1)+(i_4-i_3)\bigr\}.\end{aligned} ここで x=i1, u=i2−i1, v=i3−i2, w=i4−i3, t=n−i4x=i_1,\ u=i_2-i_1,\ v=i_3-i_2,\ w=i_4-i_3,\ t=n-i_4 とおくと、x,u,v,w≧1, t≧0x,u,v,w\geq1,\ t\geq0 であり、x+u+v+w+t=nx+u+v+w+t=n である。したがって 2≦u+w≦n−22\leq u+w\leq n-2 なので、 4−n=n−2(n−2)≦S≦n−2⋅2=n−4.4-n=n-2(n-2)\leq S\leq n-2\cdot2=n-4. u=w=1u=w=1 とできるので最大値 n−4n-4 をとり、また x=v=1, t=0x=v=1,\ t=0 として u+w=n−2u+w=n-2 とできるので最小値 4−n4-n をとる。

(問 3) 最大値をとる条件は u=w=1u=w=1 である。このとき x−1,v−1,tx-1, v-1, t は非負整数で、その和は n−4n-4 となる。よってその組は (n−22)\displaystyle \binom{n-2}{2} 通りであり、最大値を与える数列も (n−22)\displaystyle \binom{n-2}{2} 通りである。最小値をとる条件は x=v=1, t=0x=v=1,\ t=0 であり、残りは u+w=n−2u+w=n-2 を満たす正整数 u,wu,w である。u=1,2,…,n−3u=1,2,\ldots,n-3 と選べるから、最小値を与える数列は n−3n-3 通りである。n=4n=4 では唯一の数列について S=0S=0 となり、これらの値と個数はいずれも一致する。

この問題で使う考え方

  • 組合せ
  • 総和記号と数列の和

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