本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

京都府立医科大学/2015年度/前期

京都府立医科大学 2015年 数学 第2問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

京都府立医科大学2015年度第2問

円錐 CC は母線の長さが1で,側面を扇形に展開したときの展開図の中心角が θ(0<θ<2π)\theta\quad(0<\theta<2\pi) であるとする。円錐 CC の底面の半径を RR とし,円錐 CC に内接する球 BB の半径を rr とする。球 BB と円錐 CC の側面とで囲まれた部分を AA とする。

(1) RR と rr を θ\theta を用いて表せ。

(2) AA の体積を VV とするとき,VV を RR を用いて表せ。

(3) CC の側面のうち AA に含まれる部分の面積を SS とする。0<θ<2π0<\theta<2\pi のとき,VS\displaystyle \dfrac{V}{S} を最大にする θ\theta の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) R=θ2π,r=θ2π2π−θ2π+θ ;\displaystyle (1)\space{}R=\frac{\theta}{2\pi},\quad r=\frac{\theta}{2\pi}\sqrt{\frac{2\pi-\theta}{2\pi+\theta}}\space{};
    (2) V=πR21−R2(1−R)33(1+R)2 ;\displaystyle (2)\space{}V=\frac{\pi R^2\sqrt{1-R^2}(1-R)^3}{3(1+R)^2}\space{};
    (3) θ=π(13−3)(3)\space{}\theta=\pi(\sqrt{13}-3)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

円錐の高さを hh とおく。母線の長さが 11、底面の半径が RR なので、0<θ<2π0<\theta<2\pi より 0<R<10<R<1 であり、h=1−R2.h=\sqrt{1-R^2}.

側面を展開した扇形の弧の長さは θ\theta、底面の円周は 2πR2\pi R だから、θ=2πR\theta=2\pi R、すなわち R=θ/(2π)R=\theta/(2\pi) である。円錐の軸を含む断面は、底辺 2R2R、高さ hh、等しい辺の長さ 11 の二等辺三角形となる。その面積は RhRh、半周長は 1+R1+R である。内接球の断面はこの三角形の内接円だから、その半径は三角形の面積を半周長で割ったものに等しく、r=Rh1+R=R1−R1+R=θ2π2π−θ2π+θ.\displaystyle r=\frac{Rh}{1+R}=R\sqrt{\frac{1-R}{1+R}}=\frac{\theta}{2\pi}\sqrt{\frac{2\pi-\theta}{2\pi+\theta}}.

次に、球と円錐側面の接する円より頂点側で、両者に囲まれる部分が AA である。軸断面の底辺の端から内接円への接線の長さは RR なので、各母線上で接点から頂点までの長さは 1−R1-R である。したがって接円を底面とする頂点側の小円錐は、元の円錐と相似であり、その母線の長さは 1−R1-R、底面の半径は a=R(1−R)a=R(1-R)、高さは h(1−R)h(1-R) である。

接円を含む平面の底面からの高さは、母線上の接点までの距離が RR であることから RhRh である。球の中心は底面から高さ rr、球の最上点は高さ 2r2r にあるので、接平面から上の球冠の高さを cc とすると、c=2r−Rh=Rh(1−R)1+R=r(1−R).\displaystyle c=2r-Rh=\frac{Rh(1-R)}{1+R}=r(1-R).

よって AA の体積は、小円錐の体積からこの球冠の体積を引いたものである。球冠の体積は、底面から高さ zz の断面円の半径の二乗が r2−(z−r)2r^2-(z-r)^2 であることから、π∫Rh2r(r2−(z−r)2) dz=πc2(r−c3).\displaystyle \pi\int_{Rh}^{2r}\bigl(r^2-(z-r)^2\bigr)\,dz=\pi c^2\left(r-\frac{c}{3}\right).したがって、V=π3R2h(1−R)3−πc2(r−c3)=π3R2h(1−R)3−π3r3(1−R)2(2+R)=π3R2h(1−R)3(1−R(2+R)(1+R)2)=πR21−R2(1−R)33(1+R)2.\displaystyle \begin{aligned}V&=\frac{\pi}{3}R^2h(1-R)^3-\pi c^2\left(r-\frac{c}{3}\right)\\&=\frac{\pi}{3}R^2h(1-R)^3-\frac{\pi}{3}r^3(1-R)^2(2+R)\\&=\frac{\pi}{3}R^2h(1-R)^3\left(1-\frac{R(2+R)}{(1+R)^2}\right)\\&=\frac{\pi R^2\sqrt{1-R^2}(1-R)^3}{3(1+R)^2}.\end{aligned}

円錐側面のうち AA に含まれる部分は、母線の長さが 1−R1-R、底面半径が R(1−R)R(1-R) の小円錐の側面である。したがって、S=πR(1−R)2.S=\pi R(1-R)^2.これより、VS=R1−R2(1−R)3(1+R)2=R3(1−R1+R)3/2.\displaystyle \frac{V}{S}=\frac{R\sqrt{1-R^2}(1-R)}{3(1+R)^2}=\frac{R}{3}\left(\frac{1-R}{1+R}\right)^{3/2}.

ここで f(R)=R(1−R1+R)3/2\displaystyle f(R)=R\left(\frac{1-R}{1+R}\right)^{3/2} とおく。0<R<10<R<1 で平方根や分母は正であり、微分すると、f′(R)=1−R1+R 1−3R−R2(1+R)2.\displaystyle f'(R)=\sqrt{\frac{1-R}{1+R}}\,\frac{1-3R-R^2}{(1+R)^2}.よって f′(R)f'(R) の符号は 1−3R−R21-3R-R^2 の符号と一致する。この二次式は 0<R<10<R<1 で R=(13−3)/2R=(\sqrt{13}-3)/2 を境に正から負に変わる(もう一つの解 (−3−13)/2(-3-\sqrt{13})/2 は負)。また f(R)f(R) は R→0+R\to0+ および R→1−R\to1- で 00 に近づくので、唯一の最大値をとるのは R=(13−3)/2R=(\sqrt{13}-3)/2 のときである。θ=2πR\theta=2\pi R より、求める値は θ=π(13−3)\boxed{\theta=\pi(\sqrt{13}-3)} である。

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。