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京都大学/2017年度

京都大学 2017年 数学 第2問解答・解説

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1問題

京都大学2017年度第2問配点 30点

四面体 OABC を考える。点 D, E, F, G, H, I は,それぞれ辺 OA, AB, BC, CO, OB, AC 上にあり,頂点ではないとする。このとき,次の問に答えよ。

(1) DG→\overrightarrow{DG} と EF→\overrightarrow{EF} が平行ならば AE : EB = CF : FB であることを示せ。

(2) D, E, F, G, H, I が正八面体の頂点となっているとき,これらの点は OABC の各辺の中点であり,OABC は正四面体であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)AE:EB=CF:FB(1) AE:EB = CF:FB。(2) D,E,F,G,H,Iはそれぞれ対応する辺の中点であり、OABCは正四面体である。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) a⃗=OA→, b⃗=OB→, c⃗=OC→\vec a=\overrightarrow{OA},\ \vec b=\overrightarrow{OB},\ \vec c=\overrightarrow{OC} とする。OABCは四面体なので、a⃗,b⃗,c⃗\vec a,\vec b,\vec c は一次独立である。0<u,v,w,t<10<u,v,w,t<1 として OD→=ua⃗,OE→=(1−v)a⃗+vb⃗,OF→=(1−w)b⃗+wc⃗,OG→=tc⃗\overrightarrow{OD}=u\vec a,\quad \overrightarrow{OE}=(1-v)\vec a+v\vec b,\quad \overrightarrow{OF}=(1-w)\vec b+w\vec c,\quad \overrightarrow{OG}=t\vec c と表すと DG→=−ua⃗+tc⃗,EF→=−(1−v)a⃗+(1−w−v)b⃗+wc⃗.\overrightarrow{DG}=-u\vec a+t\vec c,\qquad \overrightarrow{EF}=-(1-v)\vec a+(1-w-v)\vec b+w\vec c. DG→∥EF→\overrightarrow{DG}\parallel\overrightarrow{EF} かつ a⃗,b⃗,c⃗\vec a,\vec b,\vec c の一次独立性から、EF→\overrightarrow{EF} の b⃗\vec b 成分は0である。よって 1−w−v=01-w-v=0、すなわち v=1−wv=1-w。ここで v=AEAB,1−v=EBAB,w=BFBC,1−w=CFBC\displaystyle v=\frac{AE}{AB},\quad 1-v=\frac{EB}{AB},\quad w=\frac{BF}{BC},\quad 1-w=\frac{CF}{BC} だから AE:EB=v:(1−v)=(1−w):w=CF:FB.AE:EB=v:(1-v)=(1-w):w=CF:FB.

(2) 六点の凸包は正八面体である。面OABの平面に対し、D,E,Hはその平面上にあり、F,G,IはCを含む辺の内部点なので平面OABのC側にある。したがってDEHは凸包の面であり、正三角形である。同じ理由でEFI、FGH、GIDも正三角形である。これら4面に含まれる辺は DE,DH,EH, EF,EI,FI, FG,FH,GH, GI,GD,IDDE,DH,EH,\ EF,EI,FI,\ FG,FH,GH,\ GI,GD,ID である。残る3組 DF,EG,HIDF,EG,HI が正八面体の対頂点であるため、それらを結ぶ対角線の中点は一致する。

OD⃗+OF⃗=OE⃗+OG⃗=OH⃗+OI⃗.\vec{OD}+\vec{OF} =\vec{OE}+\vec{OG} =\vec{OH}+\vec{OI}. 0<d,e,f,g,h,i<10<d,e,f,g,h,i<1 として OD⃗=da⃗,OE⃗=(1−e)a⃗+eb⃗,OF⃗=(1−f)b⃗+fc⃗,OG⃗=gc⃗,OH⃗=hb⃗,OI⃗=(1−i)a⃗+ic⃗\begin{aligned} \vec{OD}&=d\vec a,& \vec{OE}&=(1-e)\vec a+e\vec b,& \vec{OF}&=(1-f)\vec b+f\vec c,\\ \vec{OG}&=g\vec c,& \vec{OH}&=h\vec b,& \vec{OI}&=(1-i)\vec a+i\vec c \end{aligned} とおく。一次独立な a⃗,b⃗,c⃗\vec a,\vec b,\vec c の係数を比較すると d=1−e,1−f=e,f=g,e=i,e=h,g=i.d=1-e,\quad 1-f=e,\quad f=g,\quad e=i,\quad e=h,\quad g=i. よって f=g=i=ef=g=i=e かつ f=1−ef=1-e なので e=1/2e=1/2。したがって d=f=g=h=i=1/2d=f=g=h=i=1/2 でもあり、六点は各辺の中点である。

四面体OABCの各面で、辺の中点を結んだ三角形は元の三角形の各辺の半分の長さをもつ。4つの中点三角形DEH, EFI, FGH, GIDがすべて正三角形なので、OABCの各面も正三角形である。ゆえに6辺が等しく、OABCは正四面体である。

元の条件からwの軌跡を必要十分条件の円の方程式に変形し、r=1/2の直線とそれ以外の円を分けて求める。出典範囲の確認は未解決。

この問題で使う考え方

  • 空間ベクトルの成分比較
  • 辺上の内分点表示
  • 正八面体の対頂点と中点条件

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