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京都大学/2017年度

京都大学 2017年 数学 第5問解答・解説

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1問題

京都大学2017年度第5問配点 35点

a ≧ 0 とする。0 ≦ x ≦ √2 の範囲で曲線 y = xe^(−x),直線 y = ax,直線 x = √2 によって囲まれた部分の面積を S(a) とする。このとき,S(a) の最小値を求めよ。 (ここで「囲まれた部分」とは,上の曲線または直線のうち2つ以上で囲まれた部分を意味するものとする。)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 最小値は 1−4e+(1+2)e−2\displaystyle 1-\frac4e+(1+\sqrt2)e^{-\sqrt2}。このとき a=e−1a=e^{-1}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

L=2,f(x)=xe−xL=\sqrt{2},\quad f(x)=xe^{-x}.

0<a<10<a<1 で曲線と直線の正の交点を tt とすると e−t=a,t=−log⁡ae^{-t}=a,\quad t=-\log a である。

S(a)={∫0Lx(e−x−a) dx0≦a≦e−L,∫0tx(e−x−a) dx+∫tLx(a−e−x) dxe−L<a<1,∫0Lx(a−e−x) dxa≧1.\displaystyle S(a)=\begin{cases}\displaystyle\int_0^L x(e^{-x}-a)\,dx & 0\le a\le e^{-L},\\[4pt]\displaystyle\int_0^t x(e^{-x}-a)\,dx+\int_t^L x(a-e^{-x})\,dx & e^{-L}<a<1,\\[4pt]\displaystyle\int_0^L x(a-e^{-x})\,dx & a\ge1.\end{cases}

中間の場合、積分の境界項は e−t=ae^{-t}=a により消えるので、 dSda=−∫0tx dx+∫tLx dx=L2−2t22=1−t2\displaystyle \frac{dS}{da}=-\int_0^t x\,dx+\int_t^L x\,dx=\frac{L^2-2t^2}{2}=1-t^2.

0≦a≦e−L0\le a\le e^{-L} では S′(a)=−L2/2=−1S'(a)=-L^2/2=-1、a≧1a\ge1 では S′(a)=L2/2=1S'(a)=L^2/2=1。したがって全域で最小となるのは t=1t=1、すなわち a=e−1a=e^{-1} である。

S(e−1)=∫01x(e−x−e−1) dx+∫12x(e−1−e−x) dx=1−4e+(1+2)e−2\displaystyle S(e^{-1})=\int_0^1 x(e^{-x}-e^{-1})\,dx+\int_1^{\sqrt2}x(e^{-1}-e^{-x})\,dx=1-\frac4e+(1+\sqrt2)e^{-\sqrt2}.

交点で面積を分割し、パラメータ aa で微分して面積和の最小点を求める。

この問題で使う考え方

  • 指数・対数関数の微分
  • 不定積分・定積分の性質
  • 部分積分法
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 曲線で囲まれた面積

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