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京都大学/2024年度/前期

京都大学 2024年 数学 第2問解答・解説

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1問題

京都大学2024年度第2問配点 30点

∣x∣≦2|x|\leq 2 を満たす複素数 xx と、∣y−(8+6i)∣=3|y-(8+6i)|=3 を満たす複素数 yy に対して、z=x+y2\displaystyle z=\dfrac{x+y}{2} とする。このような複素数 zz が複素数平面において動く領域を図示し、その面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • {z∈C:12≦∣z−(4+3i)∣≦52};\displaystyle \left\{z\in\mathbb C:\frac12\leq\left|z-(4+3i)\right|\leq\frac52\right\};\qquad 面積=6π.=6\pi.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

w=z−(4+3i),u=x2,v=y−(8+6i)2\displaystyle w=z-(4+3i),\qquad u=\frac{x}{2},\qquad v=\frac{y-(8+6i)}{2} とおくと、w=u+vw=u+v、∣u∣≦1|u|\le1、∣v∣=3/2|v|=3/2 である。三角不等式と逆三角不等式から ∣w∣≦∣u∣+∣v∣≦52,∣w∣≧∣v∣−∣u∣≧12.\displaystyle |w|\le |u|+|v|\le\frac52, \qquad |w|\ge |v|-|u|\ge\frac12. 従って、動く点は中心 4+3i4+3i、内半径 1/21/2、外半径 5/25/2 の円環内にある。逆に、1/2≦∣w∣≦5/21/2\le|w|\le5/2 を満たす任意の ww に対し、w≠0w\ne0 なので v=32w∣w∣,u=w−v\displaystyle v=\frac32\frac{w}{|w|},\qquad u=w-v と選べる。このとき ∣v∣=3/2|v|=3/2、∣u∣=∣∣w∣−3/2∣≦1|u|=\bigl||w|-3/2\bigr|\le1。よって x=2ux=2u、y=8+6i+2vy=8+6i+2v とすれば与えられた条件を満たし、z=(x+y)/2=4+3i+wz=(x+y)/2=4+3i+w となる。したがって領域は 12≦∣z−(4+3i)∣≦52\displaystyle \frac12\le |z-(4+3i)|\le\frac52 で表される閉円環である。境界を含むが円周自体の面積は 00 なので、面積は π{(52)2−(12)2}=6π.\displaystyle \pi\left\{\left(\frac52\right)^2-\left(\frac12\right)^2\right\}=6\pi.

この問題で使う考え方

  • 複素数の四則演算
  • 複素数平面

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