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京都大学/2024年度/前期

京都大学 2024年 数学 第6問解答・解説

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1問題

京都大学2024年度第6問配点 40点

自然数 kk に対して、ak=2ka_k=2^{\sqrt{k}} とする。nn を自然数とし、aka_k の整数部分が nn 桁であるような kk の個数を NnN_n とする。また、aka_k の整数部分が nn 桁であり、その最高位の数字が 11 であるような kk の個数を LnL_n とする。次を求めよ。

lim⁡n→∞LnNn\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{L_n}{N_n} ただし、例えば実数 2345.6782345.678 の整数部分 23452345 は4桁で、最高位の数字は2である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • log⁡102\log_{10}2(約0.301)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

以下の整数個数の等式は n≧2n\ge2 について用いる。n=1n=1 では k=0k=0 を数えないよう両式から1を引くが、極限には影響しない。

c=log⁡210c=\log_2 10(したがって c>0c>0)とする。z=2kz=2^{\sqrt{k}} とおくと、整数部分が nn 桁である条件は 10n−1≦z<10n10^{n-1}\le z<10^n である。指数関数 2x2^x は増加するから、これは c(n−1)≦k<cnc(n-1)\le\sqrt{k}<cn、すなわち c2(n−1)2≦k<c2n2c^2(n-1)^2\le k<c^2n^2 と同値である。u≦j<vu\le j<v を満たす整数 jj の個数は ⌈v⌉−⌈u⌉\lceil v\rceil-\lceil u\rceil なので、 Nn=⌈c2n2⌉−⌈c2(n−1)2⌉.N_n=\left\lceil c^2n^2\right\rceil-\left\lceil c^2(n-1)^2\right\rceil. さらに、最高位の数字が 11 である条件は 10n−1≦z<2⋅10n−110^{n-1}\le z<2\cdot10^{n-1} である。よって c(n−1)≦k<c(n−1)+1c(n-1)\le\sqrt{k}<c(n-1)+1 となり、 Ln=⌈(c(n−1)+1)2⌉−⌈c2(n−1)2⌉.L_n=\left\lceil\bigl(c(n-1)+1\bigr)^2\right\rceil-\left\lceil c^2(n-1)^2\right\rceil. 任意の実数 tt について 0≦⌈t⌉−t<10\le\lceil t\rceil-t<1 であるから、ある ∣εn∣<1,∣ηn∣<1|\varepsilon_n|<1, |\eta_n|<1 を満たす数 εn,ηn\varepsilon_n,\eta_n により Nn=c2(2n−1)+εn,Ln=2c(n−1)+1+ηnN_n=c^2(2n-1)+\varepsilon_n,\qquad L_n=2c(n-1)+1+\eta_n と書ける。したがって Nn/n→2c2N_n/n\to2c^2、Ln/n→2cL_n/n\to2c となる。2c2>02c^2>0 より、 lim⁡n→∞LnNn=2c2c2=1log⁡210=log⁡102.\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{L_n}{N_n}=\frac{2c}{2c^2}=\frac1{\log_2 10}=\log_{10}2.

この問題で使う考え方

  • 対数変換
  • 整数個数の評価

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