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京都大学/2026年度/前期

京都大学 2026年 数学 第6問解答・解説

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1問題

京都大学2026年度第6問配点 35点

nn は3以上の整数とする。1から nn までの番号が書かれた nn 枚の札が袋に入っている。ただし,同じ番号が書かれた札はないとする。この袋から3枚の札を同時に取り出し,一番大きな番号を XX とする。XX の期待値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

最大値がkとなる札の選び方を数えて確率分布を求め、期待値の定義と組合せ和の望遠和で計算する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 3(n+1)4\displaystyle \frac{3(n+1)}{4}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

袋から取り出す3枚の選び方は (n3)\displaystyle \binom{n}{3} 通りであり、いずれも同様に確からしい。

X=kX=k となるには、番号 kk の札を選び、残りの2枚を 1,2,…,k−11,2,\ldots,k-1 から選べばよい。したがって、3≦k≦n3\leq k\leq n に対して

P(X=k)=(k−12)(n3).\displaystyle P(X=k)=\frac{\binom{k-1}{2}}{\binom{n}{3}}.

よって、期待値は

E[X]=∑k=3nkP(X=k)=1(n3)∑k=3nk(k−12)=3(n3)∑k=3n(k3)=3(n+14)(n3)=3(n+1)4.\displaystyle \begin{aligned} E[X]&=\sum\limits _{k=3}^{n} kP(X=k)\\ &=\frac{1}{\binom{n}{3}}\sum\limits _{k=3}^{n}k\binom{k-1}{2}\\ &=\frac{3}{\binom{n}{3}}\sum\limits _{k=3}^{n}\binom{k}{3}\\ &=\frac{3\binom{n+1}{4}}{\binom{n}{3}}\\ &=\frac{3(n+1)}{4}. \end{aligned}ここで、k(k−12)=3(k3)\displaystyle k\binom{k-1}{2}=3\binom{k}{3} であり、また (k3)=(k+14)−(k4)\displaystyle \binom{k}{3}=\binom{k+1}{4}-\binom{k}{4} を用いて和を望遠和にした。最後の等式は n≧3n\geq3 で成り立つ。

この問題で使う考え方

  • 組合せ
  • 確率の基本法則
  • 期待値

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