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九州大学/2001年度/前期

九州大学 2001年 数学 第3問解答・解説

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1問題

九州大学2001年度第3問

空間内に以下のような円柱と正四角柱を考える。円柱の中心軸は xx 軸で,中心軸に直交する平面による切り口は半径 rr の円である。正四角柱の中心軸は zz 軸で,xyxy 平面による切り口は一辺の長さが 22r\displaystyle \frac{2\sqrt{2}}{r} の正方形で,その正方形の対角線は xx 軸と yy 軸である。0<r≦20<r\leq\sqrt{2} とし,円柱と正四角柱の共通部分を KK とする。

(1) 高さが z=t  (−r≦t≦r)z=t\;(-r\leq t\leq r) で xyxy 平面に平行な平面と KK との交わりの面積を求めよ。

(2) KK の体積 V(r)V(r) を求めよ。

(3) 0<r≦20<r\leq\sqrt{2} における V(r)V(r) の最大値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) S(t)=8rr2−t2−2(r2−t2)\displaystyle S(t)=\frac8r\sqrt{r^2-t^2}-2(r^2-t^2)。 (2) V(r)=4πr−83r3\displaystyle V(r)=4\pi r-\frac83r^3。 (3) r=π2\displaystyle r=\sqrt{\frac\pi2}で最大値432π3\displaystyle \frac43\sqrt{2\pi^3}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

円柱はy2+z2≦r2y^2+z^2\le r^2、正四角柱は∣x∣+∣y∣≦2/r|x|+|y|\le2/rで表される。z=tz=tと置き、a=r2−t2a=\sqrt{r^2-t^2}とする。条件0<r≦20<r\le\sqrt2よりa≦r≦2/ra\le r\le2/rなので、断面では∣y∣≦a|y|\le aかつxxの幅は2(2/r−∣y∣)2(2/r-|y|)。従って S(t)=∫−aa2(2/r−∣y∣) dy=8rr2−t2−2(r2−t2).\displaystyle S(t)=\int_{-a}^a2(2/r-|y|)\,dy =\frac8r\sqrt{r^2-t^2}-2(r^2-t^2). これを−r≦t≦r-r\le t\le rで積分すると V(r)=8r⋅πr22−2⋅4r33=4πr−83r3.\displaystyle V(r)=\frac8r\cdot\frac{\pi r^2}{2}-2\cdot\frac{4r^3}{3} =4\pi r-\frac83r^3. V′(r)=4π−8r2V'(r)=4\pi-8r^2はr=π/2r=\sqrt{\pi/2}で0。0<π/2<20<\sqrt{\pi/2}<\sqrt2(π<4\pi<4)かつV′′(r)=−16r<0V''(r)=-16r<0だから最大点である。代入して Vmax⁡=V(π/2)=432π3.\displaystyle V_{\max}=V(\sqrt{\pi/2})=\frac43\sqrt{2\pi^3}.

この問題で使う考え方

  • 立体の不等式表示
  • 断面の幅を積分
  • 偶関数の積分
  • 最大値の増減判定

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