本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

九州大学/2013年度/前期

九州大学 2013年 数学 第4問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

九州大学2013年度第4問配点 50点

この問題の解答は,解答紙18の定められた場所に記入しなさい。

[問題] 原点 OO を中心とし,点 A(0,1)A(0,1) を通る円を SS とする。点 B(12,32)\displaystyle B\left(\frac{1}{2},\frac{\sqrt{3}}{2}\right) で円 SS に内接する円 TT が,点 CC で yy 軸に接しているとき,以下の問いに答えよ。

(1) 円 TT の中心 DD の座標と半径を求めよ。

(2) 点 DD を通り xx 軸に平行な直線を ll とする。円 SS の短い方の弧 AB^\widehat{AB},円 TT の短い方の弧 BC^\widehat{BC},および線分 ACAC で囲まれた図形を ll のまわりに1回転してできる立体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

内接円と接線の座標条件で円Tを定め、回転軸に平行な水平断面に円筒殻法を適用して積分する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)D=(13,33),r=13.\displaystyle (1)\quad D=\left(\frac13,\frac{\sqrt3}{3}\right),\quad r=\frac13.
    (2)V=π3−π263.\displaystyle (2)\quad V=\frac{\pi}{3}-\frac{\pi^2}{6\sqrt3}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) SS の半径は 11 である。DD は OBOB 上にあり,内接接触の条件から OD=1−rOD=1-r(rr は TT の半径)である。また TT が yy 軸に接するので,DD の xx 座標は rr である。B=(1/2,3/2)B=(1/2,\sqrt3/2) だから,D=(1−r)BD=(1-r)B の xx 座標は (1−r)/2(1-r)/2。従って r=1−r2,r=13,D=(13,33).\displaystyle r=\frac{1-r}{2},\qquad r=\frac13,\qquad D=\left(\frac13,\frac{\sqrt3}{3}\right). 接点は C=(0,3/3)C=(0,\sqrt3/3) である。

(2) 回転軸は y=cy=c,ただし c=3/3c=\sqrt3/3 とする。円 SS の右側の弧 ABAB は x=xS(y)=1−y2,32≦y≦1\displaystyle x=x_S(y)=\sqrt{1-y^2},\qquad \frac{\sqrt3}{2}\leq y\leq1 と表せる。円 TT の中心の高さを cc,半径を ρ=1/3\rho=1/3 とし,u=y−cu=y-c とおくと,その左右の枝は xL(y)=13−19−u2,xR(y)=13+19−u2.\displaystyle x_L(y)=\frac13-\sqrt{\frac19-u^2},\qquad x_R(y)=\frac13+\sqrt{\frac19-u^2}. ここで yB=3/2y_B=\sqrt3/2,u0=yB−c=3/6u_0=y_B-c=\sqrt3/6,円 TT の最高点の高さは c+ρc+\rho である。短い弧 BCBC は,c≦y≦yBc\leq y\leq y_B では左枝 xLx_L,yB≦y≦c+ρy_B\leq y\leq c+\rho では左右両枝からなる。従って水平断面の xx 方向の全長は,c≦y≦yBc\leq y\leq y_B では xLx_L,yB≦y≦c+ρy_B\leq y\leq c+\rho では xL+xS−xRx_L+x_S-x_R,c+ρ≦y≦1c+\rho\leq y\leq1 では xSx_S である。

半径 y−cy-c,長さがこの水平断面の全長である薄い円筒殻の体積を積分すると, V=2π(IS+IL−IT),V=2\pi(I_S+I_L-I_T), ただし IS=∫yB1(y−c)1−y2 dy,IL=∫0u0u(13−19−u2)du,IT=2∫u01/3u19−u2 du.\displaystyle \begin{aligned} I_S&=\int_{y_B}^{1}(y-c)\sqrt{1-y^2}\,dy,\\ I_L&=\int_0^{u_0}u\left(\frac13-\sqrt{\frac19-u^2}\right)du,\\ I_T&=2\int_{u_0}^{1/3}u\sqrt{\frac19-u^2}\,du. \end{aligned} 後二つは IL=13⋅u022−(1/3)3−(1/9−u02)3/23=172−7648=1324,IT=23(1/9−u02)3/2=1324\displaystyle \begin{aligned} I_L&=\frac13\cdot\frac{u_0^2}{2} -\frac{(1/3)^3-(1/9-u_0^2)^{3/2}}{3} =\frac1{72}-\frac7{648}=\frac1{324},\\ I_T&=\frac23(1/9-u_0^2)^{3/2}=\frac1{324} \end{aligned} となるため,IL−IT=0I_L-I_T=0 である。

残る積分は IS=∫3/21y1−y2 dy−13∫3/211−y2 dy=124−13(π12−38)=16−π123.\displaystyle \begin{aligned} I_S &=\int_{\sqrt3/2}^{1}y\sqrt{1-y^2}\,dy -\frac1{\sqrt3}\int_{\sqrt3/2}^{1}\sqrt{1-y^2}\,dy\\ &=\frac1{24}-\frac1{\sqrt3}\left(\frac{\pi}{12}-\frac{\sqrt3}{8}\right) =\frac16-\frac{\pi}{12\sqrt3}. \end{aligned} よって求める体積は V=2πIS=π3−π263.\displaystyle V=2\pi I_S=\frac{\pi}{3}-\frac{\pi^2}{6\sqrt3}.

この問題で使う考え方

  • 円の方程式
  • 座標による距離
  • 定積分による体積
  • 不定積分・定積分の性質
  • 三角・指数・対数関数等の積分

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。