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九州大学/2013年度/前期

九州大学 2013年 数学 第3問解答・解説

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1問題

九州大学2013年度第3問配点 50点

この問題の解答は,解答紙17の定められた場所に記入しなさい。

[問題] 横一列に並んだ6枚の硬貨に対して,以下の操作 LL と操作 RR を考える。

LL:さいころを投げて,出た目と同じ枚数だけ左端から順に硬貨の表と裏を反転する。

RR:さいころを投げて,出た目と同じ枚数だけ右端から順に硬貨の表と裏を反転する。

たとえば,表表裏表裏表と並んだ状態で操作 LL を行うときに,3の目が出た場合は,裏裏表表裏表となる。以下,「最初の状態」とは硬貨が6枚とも表であることとする。

(1) 最初の状態から操作 LL を2回続けて行うとき,表が1枚となる確率を求めよ。

(2) 最初の状態から L,RL,R の順に操作を行うとき,表の枚数の期待値を求めよ。

(3) 最初の状態から L,R,LL,R,L の順に操作を行うとき,すべての硬貨が表となる確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 1/18; (2) 19/9; (3) 5/108.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

点検済み解説

(1) 118\displaystyle \frac{1}{18}; (2) 199\displaystyle \frac{19}{9}; (3) 5108\displaystyle \frac{5}{108}.

位置を左から 11〜66 とし、出目 aa の LL は 11〜aa、出目 bb の RR は 7−b7-b〜66 を反転させる。

(1) 2回のLで偶数回反転する位置の個数は、両方で反転する min⁡(a,b)\displaystyle \min(a,b) 個と、どちらでも反転しない 6−max⁡(a,b)\displaystyle 6-\max(a,b) 個の和、すなわち 6−∣a−b∣6-|a-b|。表が1枚となるのは ∣a−b∣=5|a-b|=5 の2通りだから、2/36=1/182/36=1/18。

(2) 位置 ii の LL 反転確率は (7−i)/6(7-i)/6、RR 反転確率は i/6i/6。独立性から両方反転または両方反転しない確率を位置ごとに足すと、(3,7,9,9,7,3)/18(3,7,9,9,7,3)/18。表枚数の期待値は指示変数の和の期待値として合計し、38/18=19/938/18=19/9。

(3) 1回目と3回目の LL の出目を a,ca,c とし、m=min⁡(a,c),M=max⁡(a,c)\displaystyle m=\min(a,c), M=\max(a,c) とする。この2回だけで奇数回反転する位置は m<i≦Mm<i\le M。全枚表に戻すには RR がこの位置区間だけを反転させる必要があり、RR は右端からの区間なので M=6,b=6−mM=6, b=6-m が必要十分。m=1,…,5m=1,\ldots,5 について (a,c)(a,c) の順序が2通りずつあり、10/63=5/10810/6^3=5/108。

この問題で使う考え方

  • 独立な試行
  • 確率の基本法則
  • 積の法則
  • 期待値

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