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三重大学/2001年度

三重大学 2001年 数学 第1問解答・解説

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1問題

三重大学2001年度第1問

aa を実数の定数とし,関数 f(x)f(x),g(x)g(x) を以下のように定める。 f(x)={0(x<−2)−x2−2x(−2≦x<0)x(x≧0)f(x)=\begin{cases} 0 &(x<-2)\\ -x^2-2x &(-2\le x<0)\\ x &(x\ge0) \end{cases} g(x)=−2(a+1)x+a2g(x)=-2(a+1)x+a^2

(1) どのような aa に対しても,方程式 −x2−2x=g(x)-x^2-2x=g(x) の解は1つしか存在しないことを示し,その解を求めよ。

(2) 方程式 f(x)=g(x)f(x)=g(x) が異なる3つの解をもつような aa の範囲を求めよ。

(3) (2)の3つの解を α,β,γ\alpha,\beta,\gamma とするとき,a6αβγ\displaystyle \frac{a^6}{\alpha\beta\gamma} を最大にする aa の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) x=a\quad x=a\quad . (2) −32<a<−1\displaystyle \quad -\frac32<a<-1\quad . (3) a=−5−76\displaystyle \quad \displaystyle a=\frac{-5-\sqrt7}{6}\quad .

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 方程式を整理すると −x2−2x=−2(a+1)x+a2すなわち−(x−a)2=0.-x^2-2x=-2(a+1)x+a^2 \quad\text{すなわち}\quad -(x-a)^2=0. 従って、どの実数 aa に対しても唯一の解は x=ax=a。

(2) ff の定義域の各部分で方程式を調べる。

x<−2x<-2 では f(x)=0f(x)=0。a=−1a=-1 なら g(x)=1g(x)=1 なので解はない。a≠−1a\ne-1 なら候補は x=a22(a+1).\displaystyle x=\frac{a^2}{2(a+1)}. この候補が x<−2x<-2 となるのは a<−1a<-1 かつ a≠−2a\ne-2 のときである(a=−2a=-2 では候補がちょうど −2-2)。

−2≦x<0-2\le x<0 では(1)より候補は x=ax=a で、これが範囲に入る条件は −2≦a<0-2\le a<0。

x≧0x\ge0 では x=−2(a+1)x+a2,(2a+3)x=a2.x=-2(a+1)x+a^2,\qquad (2a+3)x=a^2. この範囲に解がある条件は a>−3/2a>-3/2 であり、その解は x=a2/(2a+3)x=a^2/(2a+3) である(a=0a=0 の場合も x=0x=0 として含む)。

3つの範囲は互いに交わらず、各範囲の解は高々1つである。したがって3つの異なる解をもつ条件は、上の3条件が同時に成り立つこと、すなわち −32<a<−1.\displaystyle -\frac32<a<-1.

(3) この範囲では3つの解は α=a22(a+1),β=a,γ=a22a+3\displaystyle \alpha=\frac{a^2}{2(a+1)},\qquad \beta=a,\qquad \gamma=\frac{a^2}{2a+3} と置ける。よって a6αβγ=2a(a+1)(2a+3)=4a3+10a2+6a.\displaystyle \frac{a^6}{\alpha\beta\gamma} =2a(a+1)(2a+3)=4a^3+10a^2+6a. これを微分すると 12a2+20a+6=2(6a2+10a+3).12a^2+20a+6=2(6a^2+10a+3). 導関数の零点は (−5−7)/6(-5-\sqrt7)/6 と (−5+7)/6(-5+\sqrt7)/6 であり、前者だけが −3/2<a<−1-3/2<a<-1 の範囲に含まれる。導関数はこの点の左側で正、右側で負であるから、求める最大値を与えるのは a=−5−76.\displaystyle a=\frac{-5-\sqrt7}{6}.

この問題で使う考え方

  • 二次関数のグラフと頂点
  • 二次方程式とグラフ
  • 二次関数の最大・最小
  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 極大・極小

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