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獨協医科大学/2019年度/一般

獨協医科大学 2019年 数学 第4問解答・解説

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1問題

獨協医科大学2019年度第4問

a,b,c,da,b,c,d を実数の定数とし、関数 f(x)f(x) を次のように定義する。f(x)={−2x+a(x<−1のとき),bx2−x−3b+2c(−1≦x<2のとき),(1−c)x3+4bx2−3x+7c−5d(2≦xのとき)f(x)=\begin{cases} -2x+a &(x<-1\text{のとき}),\\ bx^{2}-x-3b+2c &(-1\leq x<2\text{のとき}),\\ (1-c)x^{3}+4bx^{2}-3x+7c-5d &(2\leq x\text{のとき}) \end{cases} f(x)f(x) がすべての実数 xx において微分可能であるとき、a=アイ,b=ウエ,c=オカ,d=キク\displaystyle a=\frac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イ}}},\quad b=\frac{\boxed{\text{ウ}}}{\boxed{\text{エ}}},\quad c=\frac{\boxed{\text{オ}}}{\boxed{\text{カ}}},\quad d=\frac{\boxed{\text{キ}}}{\boxed{\text{ク}}} である。以下、この条件のもとで考える。

(1) 方程式 f(x)=k(kは実数の定数)f(x)=k\quad (k\text{は実数の定数}) が相異なる3個の実数解 α,β,γ (α<β<γ)\alpha,\beta,\gamma\ ( \alpha<\beta<\gamma) をもつとき、kk のとりうる値の範囲は ケコ<k<サシス\displaystyle \frac{\boxed{\text{ケ}}}{\boxed{\text{コ}}}<k<\frac{\boxed{\text{サシ}}}{\boxed{\text{ス}}} である。また、kk がこの範囲を動くとき、α\alpha のとりうる値の範囲は セ−ソタチ<α<ツ\displaystyle \frac{\boxed{\text{セ}}-\sqrt{\boxed{\text{ソタ}}}}{\boxed{\text{チ}}}<\alpha<\boxed{\text{ツ}} である。

(2) 関数 y=f(x)y=f(x) のグラフを CC とし、CC 上に点 P(2,f(2))P(2,f(2)) をとる。点 PP における CC の法線と CC との交点のうち、x<0x<0 の部分にあるものを QQ とする。CC 上の 2<x<42<x<4 の部分に点 RR をとるとき、三角形 QPRQPR の面積が最大となるときの RR の座標は、R(テ+ト,ナ+二ヌネ)\displaystyle \mathrm{R}\left(\boxed{\text{テ}}+\sqrt{\boxed{\text{ト}}},\quad \frac{\boxed{\text{ナ}}+\boxed{\text{二}}\sqrt{\boxed{\text{ヌ}}}}{\boxed{\text{ネ}}}\right) である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

境界での関数値・導関数の一致、導関数による増減、二次式の平方完成、固定直線からの差の最大化を用いた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • a=23, b=12, c=43, d=32;\displaystyle a=\tfrac23,\space{}b=\tfrac12,\space{}c=\tfrac43,\space{}d=\tfrac32;\qquad (1)23<k<116,3−213<α<1;\displaystyle \quad \tfrac23<k<\tfrac{11}6,\quad \tfrac{3-\sqrt{21}}3<\alpha<1;\qquad (2)R=(2+2,7+226).\displaystyle \quad R=\left(2+\sqrt2,\tfrac{7+2\sqrt2}6\right).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

まずx=−1x=-1での連続性と微分可能性から 2+a=1−2b+2c,−2=−2b−1.2+a=1-2b+2c,\qquad -2=-2b-1. 従ってb=12\displaystyle b=\tfrac12、a=2c−2a=2c-2。x=2x=2での連続性と微分可能性から b−2+2c=2−c+16b−5d,4b−1=17−12c.b-2+2c=2-c+16b-5d,\qquad 4b-1=17-12c. これらを解くとc=43,d=32,a=23\displaystyle c=\tfrac43,d=\tfrac32,a=\tfrac23。よって f(x)={−2x+23(x<−1),12x2−x+76(−1≦x<2),−13x3+2x2−3x+116(2≦x).\displaystyle f(x)=\begin{cases} -2x+\tfrac23 &(x<-1),\\ \tfrac12x^2-x+\tfrac76 &(-1\leq x<2),\\ -\tfrac13x^3+2x^2-3x+\tfrac{11}6 &(2\leq x). \end{cases}

(1) 左の一次関数の値域はy>83\displaystyle y>\tfrac83。中央の二次関数はx=1x=1で最小値23\displaystyle \tfrac23をとり、−1≦x≦1-1\le x\le1で減少、1≦x<21\le x<2で増加する。右の三次関数の導関数は−(x−1)(x−3)-(x-1)(x-3)であり、2≦x≦32\le x\le3で増加、x≧3x\ge3で減少し、最大値はx=3x=3で116\displaystyle \tfrac{11}6である。

従って23<k<76\displaystyle \tfrac23<k<\tfrac76では中央部分に2解、右部分に1解がある。k=76\displaystyle k=\tfrac76では中央の減少部分に1解、x=2x=2とx>3x>3に各1解がある。76<k<116\displaystyle \tfrac76<k<\tfrac{11}6では中央の減少部分に1解、右部分に2解がある。いずれも合計3解である。端のk=23,116\displaystyle k=\tfrac23,\tfrac{11}6では重解を1個として数えるため相異なる解は2個となり、範囲外のkkでも3個にはならない。したがって23<k<116\displaystyle \tfrac23<k<\tfrac{11}6。この範囲では最小の解α\alphaは中央の減少部分にあり、 12(x−1)2+23=k,α=1−2k−43.\displaystyle \tfrac12(x-1)^2+\tfrac23=k,\qquad \alpha=1-\sqrt{2k-\tfrac43}. kkの範囲の端点を用いると3−213<α<1\displaystyle \tfrac{3-\sqrt{21}}3<\alpha<1。

(2) f(2)=76,f′(2)=1\displaystyle f(2)=\tfrac76, f'(2)=1より、点PPでの法線はy=−x+196\displaystyle y=-x+\tfrac{19}6。左側の枝との交点は −2x+23=−x+196よりx=−52,Q=(−52,173).\displaystyle -2x+\tfrac23=-x+\tfrac{19}6\quad\text{より}\quad x=-\tfrac52,\quad Q=(-\tfrac52,\tfrac{17}3). 中段−1≦x<2-1\leq x<2との交点条件も調べると、12x2−x+76=−x+196\displaystyle \tfrac12x^2-x+\tfrac76=-x+\tfrac{19}6よりx=±2x=\pm2となるが、負の根−2-2は中段の範囲−1≦x<0-1\le x<0にない。したがってx<0x<0にある交点は上のQQだけである。

2<x<42<x<4では、法線から曲線までの符号付き縦の差は g(x)=f(x)−(−x+196)=−13(x−2)((x−2)2−6).\displaystyle g(x)=f(x)-(-x+\tfrac{19}6)=-\tfrac13(x-2)\bigl((x-2)^2-6\bigr). 0<x−2<20<x-2<2だから(x−2)2<4<6(x-2)^2<4<6、従ってg(x)>0g(x)>0。直線QPQPの傾きは−1-1なので、RRからQPQPまでの距離はg(x)/2g(x)/\sqrt2。よって三角形の面積は∣QP∣22g(x)\displaystyle \frac{|QP|}{2\sqrt2}g(x)に等しく、g(x)g(x)の最大化と同じである。g′(x)=−x2+4x−2g'(x)=-x^2+4x-2はx=2+2x=2+\sqrt2で符号が正から負へ変わるため、面積はそこで最大となる。そのとき f(2+2)=7+226,R=(2+2,7+226).\displaystyle f(2+\sqrt2)=\frac{7+2\sqrt2}{6},\qquad R=\left(2+\sqrt2,\frac{7+2\sqrt2}{6}\right).

この問題で使う考え方

  • 二次関数のグラフと頂点
  • 二次方程式とグラフ
  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 極大・極小

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