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長崎大学/2002年度/前期

長崎大学 2002年 数学 第1問解答・解説

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1問題

長崎大学2002年度第1問

mm を定数とするとき,関数 f(x)=x(x2−5x+m) (x>0)f(x)=x(x^2-5x+m)\ (x>0) について,次の問いに答えよ。

(1) x>0x>0 の範囲で関数 f(x)f(x) が次の条件 (i),(ii) を満たすような最小の整数 mm を求めよ。 (i) f(x)>0\text{(i) } f(x)>0 (ii) 極大値および極小値をもつ\text{(ii) 極大値および極小値をもつ}

(2) mm を (1) で求めた整数とするとき,関数 f(x)f(x) の 12≦x≦3\displaystyle \frac{1}{2}\leq x\leq 3 における増減表をつくれ。

(3) mm を (1) で求めた整数とするとき,関数 log⁡af(x)\log_a f(x) の 12≦x≦3\displaystyle \frac{1}{2}\leq x\leq 3 における最大値を求めよ。ただし,a>0, a≠1a>0,\ a\neq 1 とする。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

平方完成で正値条件を調べ、導関数の因数分解と符号から極値・区間の増減と値域を求め、最後に対数関数の底による単調性で最大値を決める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) m=7,(1)\space{}m=7,
    (2) 12↗1 (f:198↗3),1↘73 (f:3↘4927),73↗3 (f:4927↗3),\displaystyle (2)\space{}\frac{1}{2}\nearrow 1\space{}(f:\frac{19}{8}\nearrow 3),\quad 1\searrow\frac{7}{3}\space{}(f:3\searrow\frac{49}{27}),\quad \frac{7}{3}\nearrow 3\space{}(f:\frac{49}{27}\nearrow 3),
    (3) {log⁡a3(a>1),log⁡a4927(0<a<1).\displaystyle (3)\space{}\begin{cases}\log_a 3 &(a>1),\\ \log_a\frac{49}{27} &(0<a<1).\end{cases}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) x>0x>0 では xx が正なので、f(x)>0f(x)>0 は x2−5x+m>0x^2-5x+m>0 と同値である。 x2−5x+m=(x−52)2+m−254.\displaystyle x^2-5x+m=\left(x-\frac{5}{2}\right)^2+m-\frac{25}{4}. 平方完成した式の最小値は x=52>0\displaystyle x=\frac{5}{2}>0 のときにとられる。したがって、すべての x>0x>0 で f(x)>0f(x)>0 となる条件は m−254>0\displaystyle m-\frac{25}{4}>0、すなわち m>254\displaystyle m>\frac{25}{4} である。mm は整数だから m≧7m\ge 7。

m=7m=7 とすると f′(x)=3x2−10x+7=(3x−7)(x−1).f'(x)=3x^2-10x+7=(3x-7)(x-1). x>0x>0 において、f′(x)f'(x) は 0<x<10<x<1 で正、1<x<73\displaystyle 1<x<\frac{7}{3} で負、x>73\displaystyle x>\frac{7}{3} で正である。よって x=1x=1 で極大値、x=73\displaystyle x=\frac{7}{3} で極小値をもつ。また m=7m=7 は (i) を満たすので、求める最小の整数は 7\boxed{7} である。

(2) m=7m=7 のとき f′(x)=(3x−7)(x−1)f'(x)=(3x-7)(x-1) であり、12≦x≦3\displaystyle \frac{1}{2}\le x\le3 の範囲では x=1,73\displaystyle x=1,\frac{7}{3} で符号が変わる。各点での値は f(12)=198,f(1)=3,f(73)=4927,f(3)=3.\displaystyle f\left(\frac{1}{2}\right)=\frac{19}{8},\quad f(1)=3,\quad f\left(\frac{7}{3}\right)=\frac{49}{27},\quad f(3)=3. したがって増減表は x121733f′(x)+0−0+f(x)198↗3↘4927↗3\displaystyle \begin{array}{c|ccccccc} x&\frac{1}{2}&&1&&\frac{7}{3}&&3\\ \hline f'(x)&&+&0&-&0&+&\\ \hline f(x)&\frac{19}{8}&\nearrow&3&\searrow&\frac{49}{27}&\nearrow&3 \end{array} となる。

(3) (1) より x>0x>0 で f(x)>0f(x)>0 だから、与えられた区間で log⁡af(x)\log_a f(x) は定義される。(2) の増減表から、区間内で f(x)f(x) の最大値は 33、最小値は 4927\displaystyle \frac{49}{27} である。a>1a>1 なら y=log⁡aty=\log_a t は t>0t>0 で増加するので、f(x)=3f(x)=3 のとき最大となり、最大値は log⁡a3\log_a 3 である。0<a<10<a<1 なら y=log⁡aty=\log_a t は減少するので、f(x)=4927\displaystyle f(x)=\frac{49}{27} のとき最大となり、最大値は log⁡a4927\displaystyle \log_a\frac{49}{27} である。

この問題で使う考え方

  • 二次関数の最大・最小
  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 極大・極小
  • 対数関数のグラフ・増減

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