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三重大学/2002年度

三重大学 2002年 数学 第1問解答・解説

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1問題

三重大学2002年度第1問

次の問いに答えよ。

(1) log_a b = (log_c b)/(log_c a) (a > 0, b > 0, c > 0, a ≠ 1, c ≠ 1) を証明せよ。

(2) 不等式 log_3(2x^2 - 1) - log_9(x^4 - x^2 + 2) ≦ 1/2 を解け。

(3) 上の不等式を満たす x の最小値を α とするとき、log_3{4/5 - (1/α^2 + 1/(1 - α^2))} の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)log⁡ab=log⁡cblog⁡ca;\displaystyle \quad \log_a b=\frac{\log_c b}{\log_c a};\qquad (2)x∈[−1+212,−12)∪(12,1+212];\displaystyle \quad x\in\left[-\sqrt{\frac{1+\sqrt{21}}2},-\frac1{\sqrt2}\right)\cup\left(\frac1{\sqrt2},\sqrt{\frac{1+\sqrt{21}}2}\right];\qquad (3)0\quad 0

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) r=log⁡abr=\log_a b とおくと、定義から ar=ba^r=b である。両辺の cc を底とする対数をとれば log⁡cb=log⁡c(ar)=rlog⁡ca.\log_c b=\log_c(a^r)=r\log_c a. a≠1a\ne1 かつ c>0c>0、c≠1c\ne1 なので log⁡ca≠0\log_c a\ne0 である。よって両辺を log⁡ca\log_c a で割り、 log⁡ab=log⁡cblog⁡ca\displaystyle \log_a b=\frac{\log_c b}{\log_c a} を得る。

(2) 対数の真数が正である必要がある。x4−x2+2=(x2−12)2+74>0\displaystyle x^4-x^2+2=(x^2-\frac12)^2+\frac74>0 は常に成り立ち、残る条件は 2x2−1>02x^2-1>0、すなわち x2>12\displaystyle x^2>\frac12 である。この範囲で log⁡9u=12log⁡3u\displaystyle \log_9 u=\frac12\log_3 u を用いると、与えられた不等式は log⁡3(2x2−1)2x4−x2+2≦1\displaystyle \log_3\frac{(2x^2-1)^2}{x^4-x^2+2}\le1 と同値である。底 33 は 11 より大きく、分母も正なので、これは (2x2−1)2≦3(x4−x2+2)(2x^2-1)^2\le3(x^4-x^2+2) と同値。t=x2t=x^2 とおくと t2−t−5≦0.t^2-t-5\le0. この二次式の根は 1−212<0\displaystyle \frac{1-\sqrt{21}}2<0 と 1+212\displaystyle \frac{1+\sqrt{21}}2 である。さらに t>12\displaystyle t>\frac12 だから 12<t≦1+212.\displaystyle \frac12<t\le\frac{1+\sqrt{21}}2. したがって不等式の解は −1+212≦x<−12または12<x≦1+212.\displaystyle -\sqrt{\frac{1+\sqrt{21}}2}\le x<-\frac1{\sqrt2} \quad\text{または}\quad \frac1{\sqrt2}<x\le\sqrt{\frac{1+\sqrt{21}}2}. よって最小値は α=−1+212.\displaystyle \alpha=-\sqrt{\frac{1+\sqrt{21}}2}.

(3) s=α2=1+212\displaystyle s=\alpha^2=\frac{1+\sqrt{21}}2 とおくと、s2−s−5=0s^2-s-5=0 なので s(1−s)=−5s(1-s)=-5 である。したがって 1α2+11−α2=1s+11−s=1s(1−s)=−15.\displaystyle \frac1{\alpha^2}+\frac1{1-\alpha^2} =\frac1s+\frac1{1-s} =\frac1{s(1-s)}=-\frac15. 対数の真数は 45−(−15)=1\displaystyle \frac45-(-\frac15)=1 となるから、求める値は log⁡31=0.\boxed{\log_3 1=0}.

この問題で使う考え方

  • 対数とその性質
  • 対数関数のグラフ・増減
  • 二次不等式とグラフ

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