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三重大学/2002年度

三重大学 2002年 数学 第4問解答・解説

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1問題

三重大学2002年度第4問

複素数平面上に α = 1 + √3 i で表される点 A と、β で表される点 B を考える。β の偏角 arg(β) は -arg(α) であるとする。

(1) β を |β| を用いて表せ。

(2) A と B を結ぶ直線が実軸と交わる点 C を表す γ を |β| を用いて表せ。

(3) 線分 AC の長さ |AC| と、線分 CB の長さ |CB| を |β| を用いて表し、それらの比を |β| を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

複素数を直交座標に直し、実軸との交点を線分AB上の内分点として求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)β=∣β∣2−3∣β∣2i(∣β∣>0).\displaystyle \quad \beta=\frac{|\beta|}{2}-\frac{\sqrt3|\beta|}{2}i\quad(|\beta|>0).

    (2)γ=2∣β∣∣β∣+2.\displaystyle \quad \gamma=\frac{2|\beta|}{|\beta|+2}.

    (3)∣AC∣=2∣β∣2+2∣β∣+4∣β∣+2,∣CB∣=∣β∣∣β∣2+2∣β∣+4∣β∣+2,∣AC∣∣CB∣=2∣β∣.\displaystyle \quad |AC|=\frac{2\sqrt{|\beta|^2+2|\beta|+4}}{|\beta|+2},\quad |CB|=\frac{|\beta|\sqrt{|\beta|^2+2|\beta|+4}}{|\beta|+2},\quad \frac{|AC|}{|CB|}=\frac2{|\beta|}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) ∣α∣=12+(3)2=2|\alpha|=\sqrt{1^2+(\sqrt3)^2}=2 であり、arg⁡(α)=π/3\arg(\alpha)=\pi/3 である。r=∣β∣r=|\beta| とおくと、偏角の条件から r>0r>0 で β=r(cos⁡(−π3)+isin⁡(−π3))=r2−3r2i.\displaystyle \beta=r\left(\cos\left(-\frac{\pi}{3}\right)+i\sin\left(-\frac{\pi}{3}\right)\right)=\frac{r}{2}-\frac{\sqrt3 r}{2}i.

(2) A=(1,3)A=(1,\sqrt3)、B=(r/2,−3r/2)B=(r/2,-\sqrt3 r/2) とする。CC は直線 ABAB 上にあるので、ある実数 λ\lambda を用いて C=A+λ(B−A)C=A+\lambda(B-A) と表せる。CC は実軸上にあるから、その虚部(yy 座標)は 00 である。したがって 3+λ(−3r2−3)=0,λ=2r+2.\displaystyle \sqrt3+\lambda\left(-\frac{\sqrt3 r}{2}-\sqrt3\right)=0, \qquad \lambda=\frac{2}{r+2}. r>0r>0 より 0<λ<10<\lambda<1 であり、CC は線分 ABAB 上にある。実部は γ=1+λ(r2−1)=1+r−2r+2=2rr+2.\displaystyle \gamma=1+\lambda\left(\frac r2-1\right)=1+\frac{r-2}{r+2}=\frac{2r}{r+2}. この式は r=2r=2 の場合もそのまま成り立つ。

(3) ABAB の長さは ∣AB∣=(r−22)2+(−3(r+2)2)2=r2+2r+4.\displaystyle |AB|=\sqrt{\left(\frac{r-2}{2}\right)^2+\left(-\frac{\sqrt3(r+2)}{2}\right)^2}=\sqrt{r^2+2r+4}. C=A+λ(B−A)C=A+\lambda(B-A) で 0<λ<10<\lambda<1 だから ∣AC∣=λ∣AB∣=2r2+2r+4r+2,∣CB∣=(1−λ)∣AB∣=rr2+2r+4r+2.\displaystyle |AC|=\lambda|AB|=\frac{2\sqrt{r^2+2r+4}}{r+2},\qquad |CB|=(1-\lambda)|AB|=\frac{r\sqrt{r^2+2r+4}}{r+2}. したがって ∣AC∣∣CB∣=2r=2∣β∣,∣AC∣:∣CB∣=2:∣β∣.\displaystyle \frac{|AC|}{|CB|}=\frac{2}{r}=\frac{2}{|\beta|}, \qquad |AC|:|CB|=2:|\beta|.

この問題で使う考え方

  • 複素数平面
  • 内分・外分点
  • 座標による距離

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