三重大学/2003年度
三重大学 2003年 数学 第1問解答・解説
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1問題
a, b を定数とし,y = ax + b で与えられる直線 ℓ とする。
(1) 直線 ℓ 上に2点 A₁, A₂ を取る。A₁P + A₂P が最小になるような平面上の点 P についての条件を求めよ。
(2) 直線 ℓ 上に3つの点 A₁, A₂, A₃ を取る。この3つの点の x 座標をそれぞれ a₁, a₂, a₃ とし,a₁ < a₂ < a₃ とする。A₁Q + A₂Q + A₃Q を最小にするような直線 ℓ 上の点 Q の x 座標を求めよ。
(3) 直線 ℓ 上に n 個の点 A₁, A₂, …, Aₙ を取る。この n 個の点の x 座標をそれぞれ a₁, a₂, …, aₙ とし,a₁ < a₂ < ⋯ < aₙ とする。A₁R + A₂R + ⋯ + AₙR が最小になるような直線 ℓ 上の点 R についての条件を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
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数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) 任意の平面上の点 に対して三角不等式より である。等号が成り立つのは、 が線分 上にあるとき、かつそのときに限る。したがって、最小にする点 は線分 上の点である。
(2),(3)では、直線上の点の 座標を とする。直線の傾きは だから、 座標が の点 との距離は 係数 は正で、 によらない。よって距離の和を最小にすることは を最小にすることと同じである。
(2)について、三角不等式から であり、等号は のとき成り立つ。したがって は より最初の等号条件も満たす。よって最小にする点は一意に である。
(3) のとき、各 について また、中央の項 である。これらを足すと の下限が得られ、 では、各組の等号条件と中央項の等号がすべて成り立つ。中央項が0となるのはこのときに限るため、最小にする条件は
のとき、各 について 各組で等号となる条件は である。すべての組で等号となる区間の共通部分は なので、この区間のすべての で距離の和は最小になる。それ以外の では少なくとも一組で不等号が厳しくなり、最小にならない。したがって条件は
この問題で使う考え方
- 直線の方程式
- 座標による距離
- 等式・不等式の証明
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